危険物取扱者
危険物を取扱う施設で必須!
ガソリンスタンドや化学工場、タンクローリー等の危険物を取り扱う施設には危険物取扱者を置かなければならないと法律で定められているためニーズは安定しており、中高年層でも転職や再就職に役立つと言えます。
もっとも実用的な乙種の合格率は38%程度と比較的挑戦しやすい資格で、男女ともに有利な資格です。
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危険物取扱者は必置義務のある資格で比較的需要が安定しているので就職に有利です。人気の乙4類合格率や甲種の合格率・受験資格も要確認
保育士
保育園で必須の資格!
保育園では子供の年齢や人数に応じて一定の数の保育士を置かなければならないと定められています。
保育士が不足していることは社会問題になるほど有名な事実であり、職に困ることはないでしょう。
ただし試験合格だけで保育士を目指す場合、大卒・短大卒・専門学校卒と言った条件があるため、人によってはすぐに資格取得を目指すことが厳しくなります。
基本的に女性の方が有利な職場でしょうが、施設によっては男性に来てもらいたいと思っているところもあります。
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保育士になる方法は2通り!試験で資格を得るなら3年計画で無理なく攻略するのが吉!その他保育士の現状や将来性、厚生労働省の動きまで!
旅行業務取扱管理者
旅行業界で必須の資格!
旅行業務取扱管理者は、旅行業務を行う営業所ごとに有資格者を1名(社員が10人以上の場合は複数)置かなければならないと定められている国家資格です。
そのため旅行業界での転職・再就職には有利に働くと言えます。
ただ旅行業界は人気の高い業種であること、旅行業界自体が景気に左右されやすい業界であること、またこの資格が旅行業界以外では役に立たないことはあらかじめ考慮する必要があります。
男女ともに有利な資格と言えます。
国内・総合旅行業務取扱管理者は就職に強い!試験攻略のカギとは
旅行業務取扱管理者は、旅行業務を行う営業所ごとに有資格者を1名(社員が10人以上の場合は複数)置かなければならないと定められている国家資格です。
独占業務のある資格
資格がなければ行えない仕事を独占業務といい、その資格がなければ就職できない会社もあります。
電気工事士
就職に強い資格!
屋内配線やアース施行など一般人がすれば感電の恐れがあるような仕事は電気工事士にしか行えません。
電気工事士の求人は多く、40代以上の再就職にも強いと言われており、業種によっては60歳を過ぎても職には困らないと言われている資格です。
電気工事士2種の合格率は50%以上と、難易度も低いため挑戦しやすい上に将来性も高いです。
電気工事士の多くが男性なため、男性の方が有利な職と言えます。
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電気工事士試験は2種なら受験資格もなく独学でも十分合格が狙えます。2種で実務経験を積んで1種の試験に挑戦し、安定を盤石なものに!
ボイラー技士
定年後の再就職を目指して取得する方も多い資格です
ボイラーとは圧力容器の中に水など入れて沸騰させて蒸気や温水を供給する装置であり、普段あまり目にすることはありませんが学校、病院、工場など大型の施設などで密かに活躍しています。
このボイラーを取り扱う業務を行うにはボイラー技士の資格が必ず必要になる業務独占資格であり、比較的高齢者の割合も高いビル管理会社やメンテナンス業界などで資格を生かすことができます。
ボイラー技士の資格が先にあげた電気主任技術者や電気工事士、危険物取扱者などと並んで昔から定年後も職に困らない資格である言われています。
現在はボイラーも小型化・自動化が進んでおり資格がなくても扱えるボイラーが増えているため昔ほど強い資格ではないかもしれませんが、危険物取扱者や管理業務主任者など他の有効な資格を合わせて取得することで再就職や転職を有利にすることは可能でしょう。
男性中心の仕事ですが近年はボイラーの小型化が進んできていることもあり、女性のボイラー技士も増えてきていますよ。
ボイラー技士は中高年の再就職にも強い!二級は受験資格なし
ボイラーを取り扱う業務を行うにはボイラー技士の免許が必須になります。定年後の再就職を目指して取得を目指す方も多い人気の資格です!
消防設備士
消防設備の設置と点検
消化器や火災感知器、スプリンクラーなどの消防設備の設置や点検は消防設備士にしか行えません。
ビル管理業界やメンテナンス業界で必ず必要な資格になり、中高年でも再就職につながりやすい役立つ資格と言えます。
中高年の再就職にも有利だというのは比較的よく知られており、年配者が消防設備士の資格取得に挑戦することもめずらしくありません。
国家試験合格率も40%程度と比較的高く、挑戦しやすいと思われます。
男性中心の職ですが設備の設置や点検する場所に女性が必要なところもあります。
消防設備士は再就職にも強い資格!試験の合格率も高めです
再就職にも強いと言われる消防設備士。資格には更新があり定期的に講習を受ける必要がありますが試験の合格率は国家資格にしては高めです
ドライバー業界で有利な資格
タクシードライバーやトラックドライバーは深刻な人手不足であり、比較的高齢でも受け入れられやすい業界です。
これらは複数の資格を持っているとかなり有利になるケースもあります。
タクシー業界で働く
タクシードライバーになるために有利な資格は複数あります
タクシードライバーは比較的高齢の方でも受け入れられやすく、また人手不足と言われている業界です。
多くの方が普通免許を持っているかと思いますが、タクシーのようにお金を取って人を乗せるにはまず普通二種免許を取得する必要があります。二種免許を受けるには21歳以上で普通一種免許以上の免許を取得し、運転経験期間が通算して3年以上ある必要があります。
ちなみに普通二種免許は「教育訓練給付金制度」と言うハローワークの助成金制度の対象になっている資格です。
普通二種取得までにかかったお金の20%(上限10万円)が戻ってくると言う制度になりますので取得までの費用を大きく節約できます。ただし条件があり65歳未満で雇用保険に1年or3年以上加入している必要があります。
また運行管理者と言う必置資格があります。運行管理者には「貨物」と「旅客」の2種類ありますがタクシー業界で必要なのは「旅客」です。
運転者の乗務割の作成や運転者の配置、休憩・睡眠施設の管理、健康状態の把握、点呼などの業務を行うにあたって必要な資格であり、この資格があればドライバーではなく内勤も可能になります。
基本的に運行管理者の資格はすでに働いている社員に取得させることの多い資格ですのでただちに役に立つと言うことはないかもしれませんが、二種免許と運行管理者(旅客)の資格を持っていることで差をつけることができる可能性は高いです。
運行管理者は物流業界での出世に必須の資格!合格率や難易度
物流業界でキャリアアップを狙うには運行管理者の資格は避けて通れません。必要とする業界が人手不足なので中高年の就職・転職にも有利!
車・バイクの運転免許全種類!就職・転職を有利にするには
日本の車・バイクの運転免許の種類を詳しく解説!どんな免許でどんな車に乗れてどんな仕事に使えるかを確認して取得すれば就職にも有利に
物流業界で働く
インターネットの発達により物流業界は深刻な人手不足です
インターネット通販の利用者が爆発的に増えたこと、ドライバーが高齢化していることなどさまざまな要因からこの業界は深刻な人手不足に陥っており、求人は常にあります。
トラックドライバーと言えば大型免許が必要なのではないかと考えられがちですが、大型免許が必要となるトラックはかなりの大型トラックで、個人宅に届ける配送車などは2トントラックや3トントラックのサイズになり、このサイズであれば準中型免許を取得していれば運転することができます。
現在40代・50代の方で普通免許を持っている方の多くは2007年より前に取得したものだと思いますが、その場合であれば現在は普通免許ではなく「8t限定中型免許」になっています。これを限定解除すれば中型免許になりますので4トントラックサイズのトラックを運転することが可能になります。
またもちろん大型免許を持っていればより大きなトラックを運転できることになりますので仕事の幅は広がります。経験なしで大型免許を持っていてもいきなり10トントラックに乗せさせられることはほとんどないとは思いますが、大型免許を新たに取得して中高年以上の方が大型免許を取って再就職に成功した話も聞きます。
大型免許は一種と二種があり、トラックを運転するには一種で十分なのですが大型二種を取得しておくと普通二種も運転できるようになるため、タクシードライバーに転向することも可能になります。
ちなみに大型免許はタクシードライバーの項目でも紹介したハローワークの助成金制度の対象ですので取得までの費用を節約することができます。
有利になる資格は他にもたくさんあり荷物の積み下ろしなどに必要なフォークリフト免許や玉掛作業者、よりさまざまなものも運べるようにけん引免許なども持っていても良いでしょう。またタンクローリーで危険物を運ぶ場合は上の項目で紹介した危険物取扱者が必要になることもあります。
特にフォークリフトは有効です。トラックドライバーが免停になったとき会社が倉庫を持っていればその間倉庫で働く方が多いのですが、倉庫業においてフォークリフトは必須と言えます。フォークリフトを必要とする場所は多いので経験を積めればリスクヘッジとしての資格にもなります。
さらにすでに紹介している運行管理者と言う必置資格も有効です。運行管理者には「貨物」と「旅客」の2種類ありますが物流業界で必要なのは「貨物」です。運行管理者(貨物)は物流業界で管理職になるために必須と言う企業も多いです。
大型免許(大型一種・大型二種) ※値段を安くする方法アリ!
物流業界は常に求人があり大型免許を持つドライバーは高収入に期待できます。免許を取る費用・値段の目安から安く取得する助成金制度まで
フォークリフト免許は簡単+有能資格!費用を安くする方法アリ
フォークリフト免許の合格率は90%以上と高く経験を積めれば一生モノに!手持ちの資格やハローワークの助成金で費用を安くすることも可!
ニーズの高い資格
必置義務や独占業務のように必ず資格が必要と言うわけではありませんが、ほぼその資格がなければ仕事にならないと言ったニーズの高い資格です。
介護職員初任者研修
介護職への就職に必要
高齢化社会において介護職が人手不足であることは誰もが知っている事実だと思われます。
介護職は無資格でも就職できないことはないのですがそれによってさまざまな問題が起こり、近年では基本的に介護職に就職するにはこの介護職員初任者研修の修了者を条件とするところが増えているのです。
ハローワークの求職者支援制度ではテキスト代などを除き、無料で受講できるのですが、応募者が殺到している人気の講座です。
介護職に必須の介護職員初任者研修とは?(旧ヘルパー二級)
介護職に就きたい・介護士になりたいと言った方はまずこの介護職員初任者研修からスタート!旧ヘルパー二級に相当する研修で就職に有利!
マンション管理士
何歳になっても活躍できる資格です!
マンションの管理人は比較的高齢の方が多い職種であり、中高年でも再就職につながりやすい職種です。
この「マンション管理士」と言う資格はマンション管理人の資格ではなく、マンション管理のコンサルト資格であり、いわばプロ資格です。
有資格者は中高年の方が多く、最近ではこの資格を取得してマンションの管理人になるための面接に向かう方も増えてきているようです。
ただ、先に挙げた管理業務主任者と同時期に誕生した新しい資格であり、このマンション管理士の方が難易度の高い上位資格になるのですが、マンション管理士は名称独占の資格で管理業務主任者のように必置義務はありません。
しかしこの資格はまだまだ有資格者が少なくライバルも少ないため独立開業も狙えると言った可能性を秘めています。
またマンションがある限り仕事があり、何歳になっても活躍できる資格でもあるので、就職のために宅建や管理業務主任者の資格取得を試みるのであればぜひこのマンション管理士にも注目してもらいたいです。
男女とも活躍できるはずの資格なのですが、女性のマンション管理士はものすごく少ないです。腕力を必要としない仕事ですので女性の方にもぜひ注目していただければなと思います。
マンション管理士(マン管)合格率は低いが将来性は高いぞ!
マンション管理士は合格率の低い難関資格なのに名称独占だからと避けていませんか?何歳になっても活躍できる将来性の高い資格ですよ。
まとめ
資格自体が役に立つものを厳選すれば転職も狙いやすいです
以上が、40代50代の中高年層の就職につながりやすい実用的な役立つ資格になります。ご自身に向いてそうな資格は見つかりましたか?
必置資格については他にもまだありますので、よろしければ必置義務がある就職や転職に強い人気資格ランキングの方もご覧になってください。
また実用的な転職・再就職に強い資格がありましたら随時更新していきますのでぜひこの記事をシェアしてください。
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