
勉強が苦手な人でも頑張れば取れる資格を集めました!
今回は比較的簡単に取れる国家資格として合格率が高く、受験資格などもなるべくない、かつ就職や転職に有利と言う、かなりおいしい国家資格をまとめてみました。
国家資格と言うととても難しいイメージがあるかもしれませんが比較的簡単に取れるものも結構多かったりします。
ただ簡単な国家資格の中には就職や転職などにあまり使えないものも多かったりしますので、今回は極力現実的に役に立つものを厳選してまとめてみました。
ぜひ最後まで読んでいただいて参考にしてみてください。
試験合格率が高い比較的簡単な国家資格
基本的に国家試験を受験しなければならず勉強が必要になりますが比較的合格率が高く、就職につながりやすいものをまとめました。
電気工事士

60歳を過ぎても職に困らないと言われるくらい就職に強い資格です
知識や技術がない人がすれば感電するおそれがあるような電気工事は、国家資格である電気工事士の資格を持った人が行わなければならないと法律で定められています。
このように法律で「その資格がないとその業務を行ってはいけない」と定められている資格のことを「業務独占資格」と呼ぶのですが、電気工事士はこの業務独占資格にあたり、資格の中でも力の強いものになっています。
仕事内容も幅広く、エアコンの設置や新築住宅の屋内配線工事、夜間の鉄道の電気工事、またオール電化や太陽光発電・電気自動車など今後も電気工事士が必要な仕事は増えているため将来性も高い資格だと言われています。
電気工事士には「第一種電気工事士」と「第二種電気工事士」が存在するのですが、この第二種の方には試験の受験資格がなく誰でも受験することができます。
また第二種電気工事士試験の筆記試験合格率は約56%と高く、比較的簡単に取れる国家資格と言えます。
独学での取得も十分に可能と言われる資格であり、また歴史の長い資格ですのでテキストや参考書も充実しているため勉強もしやすく、かなりおすすめの資格になっています。
ユーキャンにも通信講座があり、この講座を受講するとわからないところを質問できるため完全独学が厳しいと言う方にもおすすめです。
電気工事士は中高年の再就職にも強い資格と言われており、60歳を過ぎても職に困らないと言われるくらい就職に強い資格です。
電気工事士の詳しい情報や独学での勉強の仕方などは↓の記事で解説していますので是非参考にしてみてください。

電気工事士とは?第一種・第二種ともにメリットなど詳しく解説
第一種電気工事士・第二種電気工事士の将来性や難易度、独学で取得できるのか、どのような作業が行えるのかなど気になる点をまとめました登録販売者

ドラッグストアで必ず必要となる資格です
登録販売者とは薬を販売することができる資格です。
薬には第1類医薬品、第2類医薬品、第3類医薬品とあるのですが、3類<2類<1類の順に強い薬になっていき副作用もキツくなっていきます。
第1類医薬品は薬剤師しか販売することができませんが、第2類医薬品・第3類医薬品については登録販売者も販売することができます。
痛み止めで例えると「ロキソニン」は第1類医薬品なので薬剤師しか販売することができませんが「イブ」や「バファリン」は第2類医薬品のため登録販売者も販売することができると言ったイメージです。
ドラッグストアで販売されている薬の大半が第2類医薬品のため、この登録販売者と言う資格を持っている人はドラッグストアで非常に重宝される強い資格です。
またドラッグストアには営業時間中、必ず薬剤師か登録販売者を常駐させなければならないと言う「常駐義務」があり、今ではドラッグストアで必須の資格になっています。
そんな登録販売者ですが試験に受験資格は特に必要なく誰でも受験できると言うことに加え合格率は全国平均で約43%と比較的高めであり、比較的簡単に取れる国家資格であると言えます。
そのため登録販売者は独学での取得も十分に可能な資格と言われており、人気の資格なのでテキストや参考書も充実しているためとても挑戦しやすい資格になっています。覚える内容は多いですがほぼ暗記が中心となるためハードルも高くないと言えます。
ユーキャンの通信講座ならわからないところを質問できるため完全独学よりもおすすめできます。
詳しい勉強法などは↓の記事で解説していますので興味のある方はぜひ読んでみてください。

登録販売者とは?簡単にわかりやすく解説!難易度,受験資格など
登録販売者とは何か簡単にわかりやすくまとめてみました。資格の強さ、就職の強さ、難易度、合格率、試験内容、受験資格、勉強法など。※登録販売者は国家資格ではなく公的資格だと言う意見もありますが、諸々鑑みた結果当ブログでは国家資格として紹介しています。
衛生管理者

どんな事業場でも常時50人以上いれば設置しなければならないです
どんな事業場であっても常時50人以上従業員がいる場合は衛生管理者を選任しなければならないと法律で定められています。
こういうタイプの資格は特定の業種に限定されていることが多いのですが衛生管理者についてはどんな事業でも設置する義務があると言う特徴があります。
この時点で何となく就職に強そうなイメージは沸くかとは思いますが、実際のところは社員に会社命令として衛生管理者免許を取らせ、その社員を衛生管理者に選任すると言う流れが一般的なため、ものすごく就職に強いと言うわけではありません。
しかし急成長している会社ではすぐに必要だったり、また地方の会社では衛生管理者が不足していたりすることもあるため実際のところ求人は比較的安定していますし、また衛生管理者は従業員の人数が増えるごとに設置しなければならない人数が増えるため大企業ほど必要としていたりするところがあります。
ただちに役立つ資格と言うわけではないかもしれませんが不況に強い資格としても上位ですのでいざというときに役立つ可能性のある資格です。どんな企業でも50人以上いれば必要ですので必要とされる業種も幅広くなります。
さて合格率ですがまず衛生管理者免許は3種類あります。
「衛生工学衛生管理者免許」「第一種衛生管理者免許」「第二種衛生管理者免許」となっていますが少し特殊な衛生工学衛生管理者免許は条件さえ満たせば講習を受けることで取得できます。
第一種・第二種については試験を受けなければなりませんがどちらも合格率50%前後と国家資格のわりにはかなり高く、比較的簡単に取れる国家資格であると言えます。
会社命令で取るように言われたときなどはめんどくさい気持ちもわかりますが挑戦してみても良いのではないでしょうか。

衛生管理者免許は難易度低め+転職・再就職にも有利な資格!
衛生管理者免許は役に立たないと言う方もいますが今すぐ役立たなくても不況に強い資格と言われていますのでいざという時役立つ可能性大!危険物取扱者乙種

ガソリンスタンドなどで必須の資格です
ガソリンスタンドや化学工場など、扱い方を一歩間違えると大事故になってしまうようなものを一定数扱うところでは国家資格である危険物取扱者試験に合格した者がいなければならないと定められています。
このように「その仕事をしたいなら〇〇と言った国家資格を取得した人を置かなければならない」と法律で定められているタイプの資格は必置資格と呼ばれるのですが、この手のタイプは先ほど紹介した業務独占資格に次いで強い資格であり、必置義務のため比較的需要は安定しており、資格そのものが就職に役立つ可能性は高いと言われています。
さて、この危険物取扱者についてですが資格自体は甲種・乙種・丙種と大きく3種類にわかれており、乙種については1類~6類まで存在する為、一口に危険物取扱者と言っても8種類あると言うことになります。
甲種は受験資格がありますが、乙種・丙種は受験資格がないため誰でも受験することができます。
乙種は1類~6類まで存在すると先ほど解説しましたが、中でも乙4と言われる乙種4類は最も人気があり汎用性の高い資格になっています。
合格率は乙4類以外の乙種が大体60%前後、丙種が50%前後なのに対し、乙4類のみ30%前後となっています。
このため人気の乙4は難しいのではないかと判断される方もいらっしゃるかと思いますが、乙4は非常に人気が高く受験者数も他の乙種の類に比べてケタ違いに多く、また必要となる職場が多いことから会社からの半ば強制的な受験になっていたり、学生全員が受験しなければならない工業高校などもあったりと受験者のレベルが他の類に比べて高くなく、実際の難易度は他の類とさほど変わらないとも言われています。
そのため比較的簡単に取れる国家資格と言っても差し支えないと言えます。
また人気の資格なためテキストや参考書・通信講座なども充実しており、独学でも十分取得可能な資格と言えます。
ユーキャンの危険物取扱者講座を受講すればわからないところを質問できるため勉強に自信がない方でも安心して取り組むことができます。
詳しい勉強法や資格の情報などは↓の記事で解説していますので興味のある方はぜひ読んでみてください。

危険物取扱者とは?人気の乙4など資格のメリットを徹底解説
危険物取扱者とはどんな資格か詳しく解説!人気の乙4だけでなく甲種・丙種・他の乙種の合格率や難易度、就職の強さ、独学での取得法など消防設備士

ビル管理業界やメンテナンス業界で需要が安定しています
消防設備士とは消火器や火災報知器、スプリンクラーと言った消防設備の設置・点検を行うことができる業務独占資格です。
こう言った消防設備は建物の用途や規模等に応じて設置しなければならないと法律で義務付けられていますので安定した需要のある就職に有利な国家資格になっています。
一口に消防設備士と言っても資格は甲種・乙種と大きく2つに分かれており、さらに甲種は特類と1~5類、乙種は1~7類と全7種類あるため、試験は13種類存在し、ひとつでも多く取得できればそれだけ仕事の範囲が広がると言ったようになっています。
甲種には受験資格がありますが、乙種であればだれでも受験することが可能で、合格率は40%前後になっているため比較的簡単に取れる国家資格と言っても差し支えないかと思われます。

消防設備士は再就職にも強い資格!試験の合格率も高めです
再就職にも強いと言われる消防設備士。資格には更新があり定期的に講習を受ける必要がありますが試験の合格率は国家資格にしては高めです二級ボイラー技士

昔から中高年の再就職にも強いと言われている資格です
ボイラー自体はあまり目にすることはありませんが学校や病院の暖房装置、工場の生産ラインを動かすなど実はさまざまな場所で使われています。家庭でもお湯を出すための給湯器があるところも多いと思いますが、あれもボイラーになります。
そしてこのボイラーを取り扱う仕事を行うためにはこのボイラー技士と言う国家資格が必要になります。
この資格は業務独占資格と言う類の資格になり、その資格を持っている人でなければ行うことができない仕事があると言う資格になりますので基本的に資格の中で最も強いタイプの資格になります。
かなり歴史の長い資格であり、昔から定年後の再就職にも強いと言われる代表的な資格です。
ボイラー技士の国家資格は特級・一級・二級の3段階に分かれていますが二級については試験の受験資格がなく基本的に誰でも受験できるようになっており、また二級の合格率は50%前後と比較的簡単に取れる国家資格になっています。

ボイラー技士は中高年の再就職にも強い!二級は受験資格なし
ボイラーを取り扱う業務を行うにはボイラー技士の免許が必須になります。定年後の再就職を目指して取得を目指す方も多い人気の資格です!試験勉強ほぼ不要!比較的簡単に取れる国家資格
”勉強”の定義を机に向かって理数や法律の試験に備えて勉強をすることとするなら、以下の試験は一般的な”勉強”とは違いますし、資格取得率も高く就職につながりやすいです。
フォークリフト免許

この画像のような荷役自動車をフォークリフトと言います
フォークリフト免許は「フォークリフト技能講習修了証」のことを指す業務独占の国家資格で、荷物を運搬するための荷役自動車を運転するための資格になります。倉庫業、製造業、運送業、卸売市場など様々な職場で使用されており、需要は安定しています。
使わない職場では全く使いませんが必要な職場は多く、例えば倉庫でアルバイトをするときなどフォークリフトを持っていれば時給が高くなるところもありますし、全体として要フォークリフト免許の求人も安定しています。
このフォークリフト免許はフォークリフト技能講習と言う講習をを受講することで取得できると言うことが大きな特徴です。
講習の最後に修了試験がありますがこの試験の合格率は90%以上(ほぼ100%とも)と言われているので比較的簡単に取れる国家資格として紹介しても差し支えないでしょう。。
ほぼ受講だけで取得できる割には需要が安定しているので、経験を積むことができればかなり使える資格になるでしょう。
ハローワークの助成金の対象にもなっていますので取得するまでの費用を節約することもできます。詳しくは以下のリンクにて。

フォークリフト免許は簡単+有能資格!費用を安くする方法アリ
フォークリフト免許の合格率は90%以上と高く経験を積めれば一生モノに!手持ちの資格やハローワークの助成金で費用を安くすることも可!玉掛作業者

クレーンを扱う現場では必須です
クレーンなどに荷を吊るしたり外したりする玉掛け作業は国家資格である玉掛作業者しか行うことができません。
クレーンを扱う現場では絶対に必要となる資格であり、建設業界を中心に製造業や倉庫業、運送業などさまざまな場所で役に立ち、需要は安定しています。
そんな役立つ資格ですが玉掛作業者は玉掛け技能講習を受講し修了試験に合格すれば取得できると言う資格で、修了試験の合格率も90%以上(ほぼ100%とも)と言われている比較的簡単に取れる国家資格になっています。
使わない現場では全く必要のない資格ではありますが、扱う業界への就職・転職を考えている場合は是非取得しておきたいです。

玉掛け免許はクレーンを扱う現場で必須の資格!簡単に取得可
玉掛作業者はほぼ講習だけで取得できる資格!玉掛け技能講習だけなので難易度は低いですがクレーンを使う現場で必須なので需要は高いです普通自動車免許

持っていて当たり前とも思われがちですが最も使える資格堂々1位です
普通自動車免許はすでに持っておられる方も多いと思いますが、まだ持っていないのであればぜひ取得してください。
ハローワークの求人票で最も多い資格要件がこの普通自動車免許です。つまり最も使える国家資格と言うことになります。
お金はかかりますが比較的簡単に取れる国家資格になっています。

普通自動車免許の取り方 運転免許は使える資格堂々1位です!
普通自動車免許の取り方や費用をわかりやすくまとめました!運転免許が必要となる仕事は多く普通自動車免許は使える資格No.1と言えます。まとめ

いかがでしたか?
以上が比較的簡単に取れる国家資格のまとめになります。
ご自身に合いそうなものは見つかりましたか?
今回は比較的簡単に取れる「国家資格」に絞って紹介しましたが、民間資格や公的資格の中でも国家資格クラスに強いものも存在しますし、講習だけで取れる資格もたくさんあります。
よろしければ↓の記事も参考にしてみてください。

無試験で取れる資格をまとめてみた!講習や学校卒業だけなど
勉強嫌いや時間のない方におすすめ!試験を受けずに取得できる資格のまとめです。難関資格や非常に使える資格も多いので要チェックです!