土地改良換地士
あなたが農家だとします。
家の前に畑があるのですがそれはあなたのものではなく2軒先のお隣さんの畑です。あなたの畑は歩いて5km先にあります。
こう言った状況が地域の大勢で起こっていた場合、その地域の農家の方は自分の農地まで行くのにかなり移動する必要があり、必然的に生産性が落ちてしまうことは想像しやすいと思います。
もし地域ぐるみで畑を交換したり形を整えたりすれば、わざわざ遠くの農地まで行かなくてもよくなるため生産性は向上するでしょう。
こうしたことは「農用地の集団化」と言い、土地改良換地士はそれの専門家になります。
受験資格はないため高校生でも受験できますが内容的に実務経験がないと合格することはかなり難しくなっています。合格率は大体16%前後です。
土地改良換地士とはどんな資格か解説!仕事内容や就職先など
土地改良換地士は農用地集団化の専門家であり換地計画を定めるには土地改良換地士の意見をきかなければならないと定められています。
不動産鑑定士
不動産の価格を評価することを業務独占とする国家資格です。
あまり個人レベルで接触のある仕事ではないのでよく知らないと言う人も多いですが客観的で公正な評価価格が必要な場合に活躍します。
三大国家資格と言われる国家資格の1つで合格率2%~3%と非常に難関ですが、公的な仕事が定期的に入るため最も独立に向いている資格と言われることもああり、不況に強い資格ランキングや儲かる資格ランキングでも上位です。
受験資格がないため高校生でも受験することはできます。
不動産鑑定士は最も食べて行ける資格1位!?試験の合格率他
三大国家資格の1つと言われる不動産鑑定士試験は合格率が低く難易度もかなり高いですが独立系資格の中で最も安定した「食える」資格です
法律系の資格
高校在学中に取得するにはかなり厳しいものが多いですが一応受験資格はないので高校在学中に取ることもできます。
司法書士
不動産登記と法律系業務を行う業務独占の国家資格です。
不動産登記に関しては有名なのでご存じの方も多いでしょう。法律系業務としては過払い金・自己破産・成年後見人などはよく知られています。
合格率は約3%と非常に難しい試験ですが受験資格はないため高校生でも受験することはできます。
司法書士とは?試験の難易度や合格率、仕事内容や平均年収
司法書士とは何か?試験の難易度や合格率は?行政書士との違いは?仕事内容は?平均年収は?気になる疑問を一挙まとめました。
行政書士
行政書士の主な仕事は役所に提出しなければならない書類の代理です。
建築業の許可申請、旅行業・倉庫業・飲食店・風俗業の営業許可、外国人の在留延長、法人設立申請書などなど、企業から個人まで行政書士が扱える仕事は7000種類にも及ぶと言われています。
試験の合格率は6%~9%と難関ですが受験資格はないので高校生でも受験することはできます。
行政書士とは?試験の難易度や合格率も詳しくまとめたよ
行政書士とは何?司法書士とはどう違うの?試験の難易度や合格率はどのくらい?年収は?そんな気になる疑問の答えをたくさん集めました。
海事代理士
海事代理士は海に関する業者が役所などに行う申請や届出、登記などの手続きをしたり書類の作成の代理を行うことができる業務独占の国家資格です。
海の法律家とも呼ばれる特殊な仕事ですが行政書士との兼業でやっている方がほとんどだと言われています。
受験資格は特にないため高校在学中でも取れる国家資格です。
合格率は50%前後ですが、受験者のほとんどが行政書士試験や社会保険労務士試験を突破してきた人たちですので決して簡単ではありません。
海事代理士とはどんな資格か解説!平均年収や試験の難易度も
海の法律家と呼ばれる海事代理士は船舶の登記や港湾運送事業法等による届出や書類作成の代理などを行います。行政書士との兼業が多いです
弁理士
弁護士と名前が似ていますが弁理士(べんりし)です。
特許、実用新案、意匠や商標を特許庁に対して行う出願業務の代行を独占業務とする国家資格になります。
文系っぽい仕事ですが理系の弁護士とも言えるほど理系分野が多い仕事になります。
試験に受験資格がないので高校生でも受験することはできますが合格率は約7%と難関です。
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商標出願代行などをする弁理士になるには難関試験を突破する必要あり。科目免除に要注目。年収や将来性など気になる情報もまとめたよ!
財務・会計系の資格
会計系の国家資格は高校在学中に取れるものはあまりありません。
公認会計士
一定規模以上の企業には監査が義務付けられていますが、その監査を業務独占とするのが公認会計士です。
高収入が狙える資格の1つで年収は700万円~900万円と言われています。
国家試験に受験資格はないので高校生でも受験することはできますが、資格を完全に取得するには国家試験合格後に3年間ほど実務補習を受け修了考査に合格し、さらに2年間の実務経験を満たす必要があります。
また試験の合格率は8~10%と言われていますが一部合格者が2年間免除される制度があるため実際の合格率はもっと低いと考えられます。
公認会計士とはどんな資格か解説!試験や就職先・年収まで
公認会計士になるにはどうすればいいか全部まとめたよ!試験の難易度や免除要件、税理士など他資格への影響まで重要な情報の総まとめです
IT系の資格
IT系の国家資格は以下のみになりますがすべて高校生でも受験できます。
情報処理技術者試験
情報処理技術者試験とは経済産業省が管轄するIT・コンピュータ関係の国家資格の12種類の総称になります。
12種類の資格は以下です。
どれも受験資格がないので高校生でも取得できます。
ただITパスポート試験と情報セキュリティマネジメント試験については難易度は高くありませんが、基本情報技術者試験から難易度があがりますので注意です。
レベル4の試験になるとプロが受験しても合格することが難しいと言った難易度になっています。
情報処理技術者試験とは極めて影響力の強い国家資格なんです
情報処理技術者試験は12のIT系国家資格の総称ですが実は就職・転職時だけでなく企業の評価や他難関資格の科目免除まで影響してきます
検査・工事系の資格
就職に直結する資格が多いのが特徴です。
危険物取扱者(乙種・丙種)
ガソリンや石油などを扱う場合、それを適切に管理しなければ大事故の元になってしまうことは想像しやすいと思います。
そのため一定以上の危険物を扱う施設には、必ず危険物取扱者を置かなければならないと法律で定められています。
危険物取扱者は大きく分けると甲種・乙種・丙種の3つにわかれますが、そのうち乙種と丙種は受験資格がないため高校生でも受験することができます。
実際人気の乙4類は工業高校の生徒がよく受験しています。
難易度的にも比較的簡単な国家資格と言われていますので挑戦しがいはあると思われます。
危険物取扱者は就職に強い!人気の乙4試験合格率をチェック
危険物取扱者は必置義務のある資格で比較的需要が安定しているので就職に有利です。人気の乙4類合格率や甲種の合格率・受験資格も要確認
消防設備士(乙種)
建物に設置する消防設備の工事、整備、点検、メンテナンスを行うことができる業務独占の国家資格です。
消防設備士は大きく分けると甲種と乙種に分かれており、乙種には受験資格がないので高校生が取得することも可能です。
乙種の中でも乙種6類と言う資格は消火器の整備・点検を行うことができる資格で非常に実用的で就職にも有利です。
試験の合格率も約40%と独学で取れる国家資格と言える内容になっています。
消防設備士は再就職にも強い資格!試験の合格率も高めです
再就職にも強いと言われる消防設備士。資格には更新があり定期的に講習を受ける必要がありますが試験の合格率は国家資格にしては高めです
二級ボイラー技士
ボイラーとはざっくり言えば大きなやかんのようなもので様々なものを動かすために使われています。
普段あまり目にする機会はありませんが学校、病院、工場など大型の施設での暖房や殺菌、生産ラインを動かしたり、家庭ではお風呂のお湯を出す給湯器にも使われています。
ボイラー技士は特級・一級・二級の3種類あり、二級ボイラー技士に関しては受験資格がないので高校生でも取得できる国家資格になっています。
試験の合格率も50%以上と高いので独学でも狙える範囲の試験です。
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ボイラーを取り扱う業務を行うにはボイラー技士の免許が必須になります。定年後の再就職を目指して取得を目指す方も多い人気の資格です!
エネルギー管理士
規定量以上のエネルギーを使用する工場は「第一種エネルギー管理指定工場」に指定されるのですがそのうち製造業、鉱業、電気供給業、ガス供給業、熱供給業は1人から4人のエネルギー管理者を選任する必要があります。
エネルギー管理士の試験自体は受験資格はなく誰でも受験することができます。
ただ免状の交付を受けるには1年以上の実務経験が必要です。
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エネルギー管理士は省エネ法による、電験3種・ビル管理士と並ぶビルメン就職に有利な資格です。難易度、合格率、将来性、試験内容まとめ
電気・通信系の資格
難しいものも多いですが就職に直結するものも多いです。
電気工事士2種
電気工事は危険なので一定規模以上の電気工事は電気工事士が行わなければならないと法律で定められています。
電気工事士は1種と2種にわかれており、2種に関しては受験資格がないので高校生でも取れる国家資格になっています。
合格率も約56%と高く、独学でも狙える範囲です。
60歳を過ぎても職に困らないと言われるくらい就職に強い資格です。
電気工事士は就職に強い!2種の試験は独学でも十分狙えるぞ
電気工事士試験は2種なら受験資格もなく独学でも十分合格が狙えます。2種で実務経験を積んで1種の試験に挑戦し、安定を盤石なものに!
電気主任技術者
電気業界のエリート資格!安定していて不況にも強いです
事業用電気工作物の工事、維持、運用に関する保安の監督を行う国家資格です。
電機業界の司法試験と例えられるほど難しい資格ですが65歳を過ぎても職に困らないと言われるほど安定した不況に強い資格で様々な観点から見てもおすすめでけいる資格になります。
電気主任技術者試験は電験と呼ばれることが多く、また種類は電験1種・電験2種・電験3種の3つ存在し、1種が最上位の資格になるのですがどの資格でも受験資格がないので高校生でも取れる国家資格のひとつになります。
電験は少しめずらしい特徴もあり、最初に電験3種を取得して以降は実務経験で2種、1種へとステップアップできます。
電気主任技術者(電験3種) 合格率は低いが凄く役立つ資格です
電気主任技術者は電験と略され1種,2種,3種とあります。電験3種は難関試験ですが実務だけで上位資格が取れる珍しい資格かつ就職に激強です
電気通信主任技術者(伝送交換・線路)
電気通信に係る設備の工事・維持・運用に関する監督を行い、責任者として活躍する資格です。
具体的にはNTTやKDDI、ソフトバンク、インターネットプロバイダー会社、無線会社、情報通信会社、コンピューターメーカーなどで必要になる需要が安定した資格になります。
受験資格はないので高校生でも受験することはできますが難関な資格のわりに求人が少ないと言われている資格でもあります。
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電気通信主任技術者は伝送交換主任技術者と線路主任技術者の2種類あり。それぞれの試験の難易度や科目免除、主な就職先や役立ち度など!
工事担任者
工事担任者は電話回線や光回線、CATVなどの設備を接続する工事を監督する責任者となる資格になります。
受験資格はないので高校生で取得することも可能です。
試験の合格率は近年25%~35%あたりになっています。
工事担任者とはどんな資格か解説!試験の難易度や合格率など
工事担任者は電話・光回線などの工事を監督する責任者としての資格で業務独占資格かつ必置資格の性質もあり!電気通信業界では昇進にも。
医療系の資格
医療系の資格はほとんど専門学校や大学を卒業してはじめて国家資格の受験資格を得られるので高校在学中に取れるものは少ないです。
登録販売者
医薬品は第1類・第2類・第3類とあるのですが登録販売者は第2類・第3類を販売できる資格になります。
ドラッグストアなどでは営業時間中、薬剤師か登録販売者を常駐させなければならないと言った常駐義務があるため、ドラッグストア就職にとても有利な資格になります。
受験資格がないため高校生でも取れる国家資格になっており、平均合格率も40%前後と比較的やさしい資格なため独学でも狙える資格のひとつでもあります。
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女性の再就職に強いと言われる登録販売者とはどんな資格か?仕事内容は?試験の内容は?合格率は?気になることを全部まとめて徹底検証!
幅広い業種で使われる資格
資格が必要となる場面が多岐にわたるタイプの国家資格を紹介します。
中小企業診断士
中小企業診断士は名称独占の資格、つまり資格があったからと言って特別な業務ができたり法律で有資格者設置が決められている資格ではなくあくまで称号のような資格なのですが、近年人気が急上昇しているアツイ資格です。
MBAの中小企業版と言った感じの資格ですがこの資格が役に立たない職はないと言われるほど汎用性が高い資格です。
試験に受験資格はないので高校生でも受験することができますが非常に難関な資格です。
合格率は一見5%~7%に見えますが中小企業診断士試験は科目免除もありますのでそれを考慮するともう少し下がると言われています。
中小企業診断士 試験の難易度は高いが火力抜群な役立つ資格
中小企業診断士とはコンサルタント系の人気資格。汎用性が高く使える資格ですよ。試験の難易度、合格率、科目免除など重要情報は要確認!
玉掛作業者
クレーンなどに荷を吊るしたり外したりする作業することができる国家資格です。
これだけ聞くとすごく地味な資格のように聞こえますがクレーンのある現場は意外に多いので必要とされる場所も必然的に多く、需要は安定しています。
この資格は講習だけで取得することができる資格です。
また高校生でも受講することはできますが玉掛作業者として働けるのは18歳になってからになります。
玉掛け免許はクレーンを扱う現場で必須の資格!簡単に取得可
玉掛作業者はほぼ講習だけで取得できる資格!玉掛け技能講習だけなので難易度は低いですがクレーンを使う現場で必須なので需要は高いです
クレーン・デリック運転士
荷重5トン以上のクレーンの運転できる資格です。
クレーン系の資格は比較的稼げるとも言われている人気の資格です。
試験に受験資格はないため高校生でも受けることはできますが免許証が交付は18歳になってからになります。
クレーン・デリック運転士の難易度,平均年収,需要など解説!
クレーン・デリック運転士(限定なし・クレーン限定・床上運転式クレーン限定)の資格の強さ、難易度、合格率、需要、平均年収など一挙解説
移動式クレーン運転士
画像のような「トラッククレーン」と呼ばれるものが移動式クレーンの一種になり、これを扱うには移動式クレーン運転士の免許が必要となり、クレーン系の資格の中でも最も需要が高いと言われているのがこの移動式クレーン運転士です。
試験に特に受験資格はないため高校生でも取得することはできますが免許証の交付は18歳になってからになります。
移動式クレーン運転士は難易度低+平均年収高のおすすめ資格!
移動式クレーン運転士は建設業界等で需要が高く平均年収も高めのアツイ資格!難易度も低めで挑戦しやすく女性の取得者も増えてきています
無線従事者
無線に関する資格は23種類あるのですがその総称を無線従事者と言います。
無線従事者の中の陸上無線技術士はテレビ局等で必須の資格、陸上特殊無線技士は警察やタクシーの無線、海上無線通信士は海で扱う無線、航空無線通信士はパイロットが使う無線など、使う場面によって資格が異なります。
どの資格も受験資格はないので高校生でも取得できますが、難易度の差は非常に大きく、特に総合無線通信士の合格率は10%を切っています。
無線従事者免許は無線局に必須の国家資格!無試験で取得も可
無線従事者は総務大臣の免許を受けた23種類の資格の総称になります。無線局に必置義務のある資格であり狙える就職先も幅広いのが特徴。
通関士
通関士は貿易系で唯一の国家資格になります。
通関業を行う営業所に最低1名は通関士を置かなければならないと定められている国家資格で就職にも有利です。
就職先は通関業に限らず、物流業者・貿易会社・倉庫業・旅行代理店など多岐にわたります。
国家試験に受験資格がないので高校生でもトライすることはできますが合格率は10%前後と結構厳しい試験になります。
通関士は就職に強い!試験は対策次第で一発合格も狙えるぞ!
通関士は通関業界で最低1名の必置義務がある就職に強い国家資格!試験合格率は低いが内容的には集中して勉強すれば一発合格も射程圏だ。
全国通訳案内士
訪日外国人を外国語で通訳する名称独占の国家資格です。
かつては業務独占資格で、通訳案内士の資格なく外国人をガイドしてお金を取ると罰金が取られるようになっていましたがそれがなくなったと言うことです。
全国通訳案内士の試験は高校生でも受験できます。近年は合格率があがってきています。
全国通訳案内士(元・通訳案内士)の試験の内容や今後の将来性
法改正により通訳案内士は全国通訳案内士になりました。業務独占が廃止され名称独占になり定期研修が義務付けられました。将来性はいかに
専門性の強い資格
特殊な職業下で必須の資格を紹介します。
ガス主任技術者
ガス事業者にとって必須の資格です。
ガス系の職場でしか使えない資格にはなりますが業界自体が安定しているので将来性もあります。
試験に受験資格はないので高校生でも受験することができます。
合格率は10%~20%と言われており、簡単な試験ではありません。
ガス主任技術者は必置義務のある将来性も十分な安定資格!
ガス主任技術者はガス事業者にとって必置義務のある重要な資格。ガス業界のニーズは安定していると言えるので将来性も十分と言えます。
核燃料取扱主任者
再処理工場など核燃料物質の取り扱う職場での必置資格になります。
試験に受験資格はないので高校生でも受験することができますが、試験の内容はかなりマニアックなので注意です。
合格率が高く見えるのでそんなに難しくないように見えがちですがかなりマイナーな資格で受験者数は100人にも満たないことがほとんどなので難易度を図るのが難しいです。
核燃料取扱主任者とはどんな資格か解説!【必置義務あり】
核燃料取扱主任者は使用済み燃料の再処理工場などで核燃料物質の取り扱いに関して保安の監督を行います。専門性の強い難関資格になります
旅行業務取扱管理者
旅行業務を行う営業所ごとに旅行業務取扱管理者を1人(社員が10人以上の場合は複数)置かなければならないと法律で定められている必置資格です。
旅行業界でしか役に立たない資格ではありますが、人気の旅行業界への就職が少し有利になると言う点については人によってはものすごく価値のある資格になるところです。
受験資格がないので試験は高校生でも受験できますが決して簡単な試験ではないので覚悟は必要です。
国内・総合旅行業務取扱管理者は就職に強い!試験攻略のカギとは
旅行業界必須の国家資格である国内・総合旅行業務取扱管理者の将来性や試験攻略のポイントなど。
気象予報士
気象予報士はテレビのお天気キャスターを連想しがちですが、別に気象予報士の資格がなくてもお天気キャスターにはなれます。
気象予報士の資格が必要になるところは民間会社が気象予報を行うときです。
民間で気象予報を行うにはまず気象庁長官の許可を受ける必要があり、その許認可事業で予報を担当するのは気象予報士だけだと定められている資格です。
そのため業務独占資格+必置資格と非常に強そうに見えるのに、許可事業者が多くないのであまり活躍の場はなく、趣味資格の延長のようにとらえられることもある不遇な国家資格です。
試験に受験資格はないので高校生でも受験することができますが試験の合格率は4.5%と超難関です。
気象予報士の難易度はかなり高いが就職や転職に役立つのか!?
昔からかなりの難関資格であることで有名な気象予報士。誤解されている活躍の場や就職・転職・将来性・役立つ資格なのかなどを徹底解説!
3級技能士(技能検定)の一部
技能検定とはざっくり言うと職人のレベルを国が評価する称号のような資格です。
とび職人のような職人のレベルを評価するとび技能士と言った資格や、銀行の窓口の人(テラー業務)を評価する金融窓口サービス技能士と言った資格もあります。
技能士は3級<2級<1級の順に上位資格になりますが、3級であれば受験資格がなく高校生でも受験できる資格がそこそこあります。
当ブログで紹介している技能検定で高校在学中に取れるものは以下です。
上記の中でも特にファイナンシャルプランニング技能士は人気が高く、金融業界・保険会社などで高く評価される資格です。
条件付きで高校在学中に取れる国家資格もある
一見すると高校生には不可能な資格でも取れることがあります
ここまで基本的に受験資格のない国家試験を選んできましたが受験資格を見ると一見高校生で取得するのは不可能なように見える資格でも取ろうと思えば取れることがあります。
例えば税理士なんかは受験資格の最初に「大学などで法律学・経済学を1科目以上修めて卒業した者」とあるので基本的に大卒が前提の話になりそうに見えます。
しかし「日商簿記検定1級合格者」も受験資格になっていますので高校生でも日商簿記1級を取得していれば受験することも可能だと言うわけです。
他にも社会保険労務士の受験資格も最初に「大学、短大などを卒業した者」とありますので一見大卒が前提の話に見えます。
しかしよく見えるとここまですでに紹介した資格、中小企業診断士や気象予報士、情報処理技術者(高度情報処理技術者)などの合格者は受験資格を満たすとされていますのでこれらを取得していれば高校生でも受験することが可能になります。
サラっと書きましたがこの手の受験資格を満たすのはとても大変です。
通常は無視していい範囲だと思いますが、もし欲しい資格だけど高校生だからダメだとあきらめている資格があるなら受験資格欄をいまいちど確認してみてください。
まとめ
以上が高校在学中に取れる国家資格のまとめになります。
近年は受験資格が撤廃される資格が多くなっているので高校在学中に取れる国家資格は結構たくさんあります。
高校生はお忙しい時期だとは思いますが若いうちに取得することで大きく差のつく資格も多くあります。
よければ↓も参考にしてみてください。
何がしたいかわからない人はまずこの資格を取れば役に立つ!
何がしたいのかわからないならとりあえず資格を取ってみては?将来性・汎用性の高い使える資格をランキング形式で集めてみたよ!
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