TOEFLとは「トーフル」と読み、Test of English as a Foreign Languageの略で、英語を母国語としない外国人を対象にアメリカ・カナダに留学して授業を受けるだけの英語力があるかどうかを測ることを目的に開発された民間資格です。
TOEFLの特徴
TOEICと名前が似ているなと感じた方もいらっしゃるかと思いますが大正解。TOEICは日本人が発案しTOEFLの試験機関に開発を依頼して作られたものです。
TOEFLとTOEICの違いは?
TOEICは英語のコミュニケーション能力を測るための試験ですが、TOEFLは英語を母国語としない方が英語圏へ留学するときに必要とされる試験です。
私も何度かアメリカに短期留学したことがあるのですがどこの学校に行っても必ずTOEFLがセットのようについてきました。
小さな学校や田舎の方の学校では単純に「がんばってTOEFLの点数あげようね」と言った程度のコミュニケーションの勉強のついでにTOEFLも、と言った程度のゆるい感じでしたが、ニューヨークマンハッタンの学校に行ったときは人数も多く、本気度が高い生徒の数も段違いに多かったためかコミュニケーションレベルやTOEFLのスコアなどで厳密にクラス分けがされていました。
10程度のクラスにわけられており、最上級のクラスにいる方は現地の大学に入学する目前でしたので私のような英会話できるようになりたいな程度でやってきた留学生には近寄りがたいぐらいに意識が高かったことをよく覚えています。
TOEICとTOEFLではそもそもの試験の目的が異なり、国内の企業に英語力をアピールするならTOEICの方がわかりやすいと言えます。
TOEFL iBTテストとは
TOEFL iBTテストは2005年にアメリカで導入され、2006年に日本でもはじまったコンピュータ上で受験する試験です。
Reading(読む)、Listening(聞く)、Speaking(話す)、Writing(書く)の4つのセクションに分かれており、すべてのセクションでメモを取ることが可能であり、Speakingセクションではマイクに向かって話し、音声を録音すると言う方式が取られています。
まずはReadingが60分~80分、Listeningが60分~90分。10分の休憩をはさんで次は20分のSpeaking、そして50分のWritingです。
各セクションは0~30で評価され、トータルスコアは0~120の範囲に設定されています。
求められるスコアは何点?
日本において履歴書に書いて英語力のアピールにするにはTOEFL iBT120点満点中80点程度と言われています。
海外の学校に本格的に留学して学問を学びたい場合も80点程度は必要と考えられます。
ハーバード大学など世界の超有名大学で学びたい場合や世界トップレベルの外資系企業に勤めることを目標とする場合は100点以上のスコアが必要になると言われています。
TOEFLを受験するには
受験資格などはないので誰でも受験することができます。
試験日はいつ
その月によって異なりますが土日のいずれかで月3~5回ほど試験が実施されています。
まとめ
TOEFL iBTテストに関する大まかな全体像は以上になります。
日本ではTOEICの方が英語力をアピールしやすいですが、海外の学校や世界の一流企業などを視野に入れている方はTOEFLも視野に入れる必要があり、試験勉強もTOEICの勉強とは異なってくることを頭に入れておく必要があります。
少しでも参考になれば幸いです。