Ryet
2018-02-01T14:06:00+09:00
大型免許(大型一種・大型二種) ※値段を安くする方法アリ!
2018-10-02T06:59:26Z
トラックドライバーやバスの運転手に必須!
大型免許とは10トントラックやバスなどかなり大きな車を運転できる免許で大型一種と大型二種の2種類存在します。
現在の日本の運転免許で「大型」と名のつくものは大型一種や大型二種の他に大型特殊免許、大型二輪免許がありますが、今回この記事では運送業や配送業、バス会社やタクシー会社などで活躍できる大型第一種免許・大型第二種免許について紹介しようと思います。
大型免許の特徴
トラック運転手やバスの運転手を目指している方にとって重要な資格です。
大型一種と大型二種の違い
トラックなら一種、バスなら二種になります
大型一種も大型二種も運転できる車は車両総重量11t以上、最大積載量6.5t以上、乗車定員30人以上です。10トントラックやバスを運転することができます。
運転免許の一種・二種の違いはとしては一種は主に自家用、二種はお金を取って人を乗せるときに必要なものと考えればOKです。
そのためバスのようにお金を取って人を乗せる場合は大型二種が必要となり、それ以外のトラックなど人ではなく荷物を運ぶ車に乗る場合は大型一種でOKになります。
将来的に大きなトラックを運転する運転手になりたくて大型免許が欲しいと思う場合は大型一種を取得すれば良いのですが、大型二種を取得しておくと上記で紹介したようにバスやタクシーなどにも乗ることができるため就職先は幅広くなります。
一般的なタクシードライバーに必要な免許は普通二種になり、またマイクロバスの運転手になる場合は中型免許でOKなので大型免許は必要ないのですが、大型免許を取得するとほとんどの車を運転できるようになります。
具体的には大型自動車、中型自動車、準中型自動車、普通自動車、小型特殊自動車、原動機付自転車を運転することができますのでドライバーとして活躍する選択肢は増えますね。
ただし大型二種の方が大型一種よりも難易度は高くなります。
流通業界は超人手不足!資格が有利に
中高年の再就職にも
インターネット通販などの利用者が爆発的に増えたことや燃料高騰が落ち着いたことなどから運輸業界は伸びているのですが、ドライバーも高齢化しており運輸業界はかなり深刻な人手不足に陥っており、求人は常にあります。
宅配業界と言えばトラックに乗るので大型免許が必要ではないかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、個人宅に届ける配送車などは2トントラックや3トントラックのサイズになり、このサイズであれば準中型免許を取得していれば運転することができます。
さらにもう少し大きな4トントラックは中型免許で運転できますし、大型免許は10トントラックのようなかなり大きなトラックで必要になる免許です。
免許別・乗れる車については以下のリンクでまとめています。
車・バイクの運転免許全種類!就職・転職を有利にするには
日本の車・バイクの運転免許の種類を詳しく解説!どんな免許でどんな車に乗れてどんな仕事に使えるかを確認して取得すれば就職にも有利に
そのため今すぐ宅配業界で活躍したいと思うならばとりあえず準中型免許からでよいと思いますが、やはり大型免許があれば仕事の幅は広がりますし、給料UPに期待できるでしょう。
未経験者が大型免許を取得して就活したところで、いきなり大型に乗らせると言う企業はそう多くないかもしれませんが、中高年以上の方が大型免許を取って再就職に成功した話も聞きます。
大型免許とフォークリフト免許を取得すれば40代50代以上の方の再就職も決して難しいものではないでしょう。
資格がものをいう業界でもありますのでフォークリフト以外にもけん引免許や玉掛作業者、危険物取扱者など役に立つ資格を複数所持していれば再就職できる確率はかなりあがると考えられます。
中高年の再就職に強い資格については以下のリンクにまとめています。
40代50代の転職に役立つ資格ランキング【最新版】
40代や50代の方の転職に役立つのは法的な定めのある資格や需要の高い職種に限定した資格です。ランキング形式にまとめてみました。
大型トラックのドライバーは高収入に期待できる!
平均月40万円~50万円とも
大型一種を取得することでなることができる大型トラックのドライバーは睡眠時間の確保が難しい仕事かつ深刻な人手不足であることから一般企業に比べてお給料は結構高いと言うポイントがあります。
月30万円以上は期待できますし、平均すると月40万円~50万円はになります。
そのため単純に見ても大型トラックのドライバーの年収は500万円~600万円を期待できると言うことになり、日本で働く人の平均年収よりも上回ります。
ちなみに大型二種を取得することでバスの運転手にもなれると紹介しましたがバスの運転手の平均年収は400万円~450万円となっています。
大型免許を取得するには
一般的には自動車教習所に通って取得します。また一発試験もありますが合格率は低めです。
大型免許を取得する前提条件
年齢と他の免許を持っている必要があります
まずはじめに年齢が満21歳以上である必要があります(自衛官の場合は19歳以上)。
そして普通免許、準中型免許、中型免許、大型特殊免許を取得した期間が通算して3年以上ある必要があります。免許の停止を受けたことがある場合はその期間を除いて通算3年以上です。
そして視力が両眼0.8以上、片眼0.5以上、深視力検査で誤差が平均2cm以下である必要があります。視力はメガネ、コンタクトレンズの使用は可能になります。
また交通信号機の色が識別できること、聴力が10mの距離で90dbの警報機の音を聞くことができ、運転に支障をきたす身体障がいがないことが前提条件になります。
大型免許取得にかかる値段は
25万円~35万円は覚悟しなければなりません…
教習所に通って取得する場合、すでに取得している免許によって大きく変わります。
中型免許をお持ちの方は大体20万円前後、準中型免許をお持ちの方は30万円前後、普通免許をお持ちの方は40万円前後とみておいたほうがいいです。
普通免許でも2007年の法改正以前に取得した普通免許は現在「8t限定中型免許」になりますのでこの場合値段は変わり、平均すると25万円前後になってきます。
また2007年の法改正から2017年の法改正までに取得した普通免許は現在「5t限定準中型免許」になっていますのでこの場合の値段は平均すると35万円前後になります。
なお一発試験であれば4万円程度で取得できるためかなり費用を抑えられますが合格率は低いです。
ただ低いと言えど20%前後であり、また2007年の法改正以降合格率は30%あたりまであがってきていますので、もともと2トントラックや4トントラックを仕事で運転していた方でしたらこちらの方が効率がよくなる可能性もあるかもしれません。
大型免許を安く取得する方法あり!
ハローワークの助成金制度を利用すれば最大10万円返ってきます!
まず合宿で取得すると5万円程度安くなりますので時間が取れる場合はこの方法で安くすると言う手があります。
また物流業界の大型トラックドライバーの人手不足はかなり深刻ですので大型免許取得をサポートする会社も多いです。
他にはハローワークの「教育訓練給付金制度」を受けるとかかった値段の20%(最大10万円)戻って来るので費用を大きく節約することが可能になります。
ただし条件があり、まず65歳未満である必要があります。
そして現在在職中の方であれば雇用保険に通算3年以上加入している必要がありますが、教育訓練給付金制度を利用するのが初回であれば1年以上でOKです。
現在離職中の方は離職期間が1年以内かつ雇用保険に通算3年以上(初回は1年以上)加入していれば対象となります。
まとめ
いかがでしたか?
以上が大型免許(大型一種・大型二種)についての大まかなまとめになります。
運転免許取得にはどうしても費用がかかってしまうのが難点ではありますが、IT業界の発達に伴い、それをサポートする体制も整ってきていますのでうまく利用してできるだけ安く取得していきたいですね。
ただひとつ押さえておかなければいけないのはAIの発達です。
早ければ2030年までに車の運転はすべてAIが行うと言われていますので、若い方がドライバーを目指す場合は、さらに先を見越しておく必要があります。