メンタルヘルス・マネジメント検定とは、労働者の心の健康問題に関する知識・技術・態度の習得度を測る、大阪商工会議所が実施する民間資格(公的資格)です。
メンタルヘルス・マネジメント検定の特徴
一見心理カウンセラーのようなことをするための資格のように見えますが全く違いますので要注意です。企業の管理職の方などが部下の心の健康を把握できるかという資格になっています。
管理職・人事担当者などを対象にした検定
現代社会ではうつ病などの精神疾患を患う方が増えてきており、やむを得ず休職・退職する方も増えてきています。
さほど友人が多くない私ですら、知り合いにうつ病を患って大手に勤めていたのに長期休職となった方がいますので決して他人事ではない問題と言えます。
こうした心の健康は人をまとめる立場である管理職や人事担当者などがよく理解していることで未然防止に繋がることが期待されています。
メンタルヘルス・マネジメント検定はこう言った立場の方がよりよい職場環境を作っていくために知っておくべき知識のひとつとして注目されつつある資格です。
スキルアップ系の資格であり就職や転職にはイマイチ
ここまで紹介したようにメンタルヘルス・マネジメント検定は、上に立つ立場の方が部下の心の健康を考慮しながらよりよい職場を作っていくために必要な知識を試される検定です。
一見心理系の資格に見えがちですがあくまで職場の健康管理の資格であるため、カウンセラーなどを目指したい方に向いていない資格であることはもちろん、通常の就職や転職にも特に有利に働くとは言えない資格です。
将来的に絶対管理職を目指すんだと意気込んでいる方ならあらかじめ勉強しておくのもありかもしれませんが、基本的には現にある程度のポジションに就いていないとあまり役には立たない資格と言えるでしょう。
※もし精神疾患を患う患者さんを助けたりカウンセラーのような仕事がしたいと考えていたのであれば以下の資格を参考にしてみてください!
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