秘書検定(秘書技能検定)とは、管理職の片腕として事務の処理、情報の処理、人間関係についての知識・マナー・実務スキルを身に着けていることを証明する民間資格です。文部科学省後援の資格なので公的資格とされることもあります。
秘書と言う名のつく資格は秘書能力検定など複数ありますが一般的に秘書検定と言うと秘書技能検定を指すことが多く、この記事ではその秘書技能検定について取り扱っていきます。
秘書検定の特徴
社会人マナーを身に着けていることの証明になるため学生、特に高校新卒の方などには有効ではないでしょうか。
秘書限定ではなくビジネス全般の資格
秘書技能検定は民間資格ですので「秘書検定がなければ秘書になれない」と言ったこともありませんし「秘書になるための資格」でもありません。
秘書検定の資格を得るにあたって勉強する過程で身に着けられるスキルは文書作成やメール・電話対応、スケジュール管理、接客マナー、名刺交換、冠婚葬祭と言った社会人として身に着けておきたいビジネスマナー全般であり、秘書に限ったものではなくすべての社会人において役立つスキルです。
もちろんこれらマナーはビジネスシーンだけでなく日常でも役立ちますので、学べる知識や技術は誰にとっても有効と言えます。
秘書技能検定は1級・準1級・2級・3級の4段階になっており、3級<2級<準1級<1級の順に上位資格になります。
どの級から受験してもOKな資格です。
若い学生の就活には若干有利ですがそれ以外はイマイチ
ここまでで紹介したように秘書検定の資格を取得してアピールできることは「社会人としてのマナー+αが身についています」と言うことになります。
そのため新卒の学生の就活、とりわけ高校新卒の就活においては好印象を与えられる可能性があり、若干有利かもしれませんが、すでに社会人デビューしている方の転職などにとっては比較的当然と言えるスキルであるためあまり有利に働かないでしょう。
新卒の学生の就活においても秘書検定を取得するよりは普通免許を取得したりTOEICのスコアをあげておいたりするなど「まずはこの資格を取ろう」のまとめで紹介している資格を取得しておいた方が有利になると考えられます。
何がしたいかわからない人はまずこの資格を取れば役に立つ!
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