医者になるにはどうすればいいか詳しく解説!裏ワザ(!?)あり
資格の鎧

医者になるにはどうすればいいか詳しく解説!裏ワザ(!?)あり

医者

よく"勝ち組"と評される人気の職業です

医師医者)とは、医業を独占業務とする国家資格です。また医師でなければ医師または紛らわしい名称を用いてはならないと定められている名称独占の国家資格でもあります。

医師(医者)の特徴

ご存知医療界のトップ資格です。日本全体で見てもトップクラスの資格と言えますよね。

医師(医者)の現状

病院の資料と聴診器

激務ですが職には困らず稼げる資格です

医師(医者)は看護師薬剤師、他の医療スタッフのチームリーダーとして患者の診断・治療を行います。医師法で「医師でなければ医業をなしてはならない」と定められてる業務独占資格です。

病院という非常に安定した職場で働くことになるためニーズは高く、職に困ると言ったことはまずないと言えますが、労働環境は決して良いとは言えず、医師の労働時間は平均10時間を超えており、過労死の危険もあります。

しかしみなさんもよくご存知かと思いますが平均年収は800万円~1000万円と他資格と比べてもトップクラスであり、稼げる資格ランキングでも当然のように常に上位です。

しかも日本では医師免許は一度取得すれば一生モノであり定年制も更新制もありません。ただしこれらは導入すべきであると言う声は確実にありますので今後注意する必要があります。

男性割合の高い仕事ですが女性医師の需要も高いです。女医の割合も徐々に増えてきており、現在の女性医師の割合は約2割ほどになっています。

他資格への影響

パソコンを見て考える男性

全科目免除になる資格も

医師の資格は非常に強い資格でさまざまな衛生系の仕事に就くことができたり、難関国家試験を講習だけで取得できるケースも多くなります。他にも受験資格を満たすことが難しい試験でも医師であることで満たせるケースもあります。

まず医師であることで就ける衛生系の仕事として産業医衛生管理者免許、そして食品衛生管理者食品衛生責任者があげられます。

医師が産業医要件を満たすことで産業医になることができます。そして医師は衛生管理者免許と同様に衛生管理者として選任される要件の1つになっています。ちなみに衛生管理者はそもそも医師だけですべてを行うことが困難と言うことで発足したものです。食品衛生管理者は食肉製品や乳製品などを製造・加工する施設に必置義務がある資格で、食品衛生責任者は飲食店などで必要になる講習だけで取得できる資格ですが、どちらも医師であれば講習不要で就任することができます。

また医師であれば条件次第で作業環境測定士労働衛生コンサルタント建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)を講習だけで取得することができます。

作業環境測定士は医師であれば試験を全科目免除、労働衛生コンサルタントもあらかじめ講習を受けていれば全科目免除となります。ビル管理士については資格を取得するには講習を受けるか試験に合格するかの選択肢があるのですが医師は講習の受講資格を満たします。

また医師であれば臨床検査技師国家試験の受験資格を満たすことができますし、他にも医師としての実務経験が5年以上あれば介護支援専門員(ケアマネージャー)試験の受験資格を満たします。

医師(医者)になるには

国家試験に合格し、免許を取得する必要があります。国家試験を受験するには基本的に大学の医学部を卒業する必要があります

基本的にまずは医学部に入学する

UNIVERSITYと書かれている大学の建物

医学部の偏差値はかなり高いです

医師国家試験の受験資格は複数ありますが、大学において医学の正規課程を修めて卒業することが一般的です。

医学部の偏差値は非常に高いのは有名であり、トップクラスの東京大学・京都大学・大阪大学・東京医科歯科大学・慶應義塾大学などでは偏差値75以上になります。

最も入学しやすいところを狙おうとしても偏差値63以上は必至になります。ただし定員割れを起こしAO入試や推薦入試で埋めるところも出てきているそうですのでもう少し低くても入学できる可能性があります。

ちなみに医学部卒業以外で医師国家試験の受験資格を満たすには医師予備試験に合格後、1年以上の診療および公衆衛生に関する実地修練を経た者と言う条件もあります。

医師予備試験を受験するには外国の医学校を卒業した者か外国で医師免許を得たもののうち厚生労働大臣が適当と認定した者などになりますのでどちらにせよ学校には行く必要があります

他に医師国家試験の受験資格を満たす方法として外国の医学校を卒業し、または外国で医師免許を得たもので厚生労働大臣が上記と同等以上の学力および技能を有しており、かつ適当と認定した者と言うものもあります。

国家試験合格率は90%

文字が書かれた積み木をTake It Easyと並べている画像

ほとんどが合格しています

医師国家試験の合格率は90%前後と非常に高く、これはかなり長い間変わっていません

医学部入学が最も難関になると言えます。

ちなみに医師国家試験予備試験の合格率は50%程度になります。

まとめ

コーヒーを飲む男女

いかがでしたか?

以上が医師(医者)になるための大まかな道筋のまとめになります。

医師の労働時間の問題や地方医学部の定員割れ問題、医師の定年制の導入など今後いろいろと変わって行くことも想定されますが、世の中に必ず必要な職業であり高収入であることは今後もそう変わることはないと思います

簡単になれる職業ではありませんが手に入れることのできるものは計り知れない、誇り高い資格です。