フォークリフト免許
この画像のような荷役自動車がフォークリフトです
フォークリフト免許は「フォークリフト技能講習修了証」のことを指す業務独占の国家資格で、荷物を運搬するための荷役自動車を運転するための資格になります。
倉庫業、製造業、運送業、卸売市場などで使用されており、需要は安定しているため就職にも強いと言えます。
フォークリフトに乗って仕事をするには基本的にフォークリフト技能講習と言う講習を受けて最後に修了試験に合格する必要があるのですが、修了試験の合格率は90%以上(ほぼ100%とも)と言われています。ハローワークの助成金の対象にもなっていますので取得するまでの費用を節約することもできます。
受験資格は基本的に18歳以上であることのみです。
フォークリフト免許は簡単+有能資格!費用を安くする方法アリ
フォークリフト免許の合格率は90%以上と高く経験を積めれば一生モノに!手持ちの資格やハローワークの助成金で費用を安くすることも可!
無線従事者の一部
特に受講資格なく受けられるものもあります
無線従事者免許は全部で23種類もありますが一部講習だけで取得できるものもあります。
海上無線通信士(3級・4級)、航空無線通信士、海上特殊無線技士、航空特殊無線技士、陸上特殊無線技士、アマチュア無線技士(2~4級)は「養成課程」と言う講習を受講して取得することが可能です。
この中でも陸上特殊無線技士は警察官の無線、バスやタクシーの無線など私たちにとって身近な無線を扱える資格になります。
23種類の無線従事者資格の中で第一級陸上特殊無線技士と航空無線通信士以外は特に受講資格がなく誰でも受講できるようになっています。
海上無線通信士とは?第三級・第四級は講習だけで取得も可!
海上無線通信士は船舶で無線を扱うときに必要な資格です。第三級海上無線通信士・第四級海上無線通信士は講習だけでも取得できますよ!
海上特殊無線技士は講習だけで取得できる無線免許の1つです
第一級海上特殊無線技士は海技士試験の船舶局無線従事者証明の対象にもなる資格です。学校卒業や養成課程講習で取得することもできます。
航空特殊無線技士は講習で取得も可!報道ヘリ等の無線に必須
航空特殊無線技士は農薬散布用の航空機や報道ヘリ、自家用航空機等の無線設備を扱う際に必要となる特殊な無線従事者免許になります。
アマチュア無線技士は趣味で無線を楽しむ際に必要な免許です
個人的な趣味で無線を楽しむためにも免許が必要となり、その資格がアマチュア無線技士になります。二級~四級は講習だけで取得も可!
消防設備点検資格者
消防設備の点検を行います
火災防止のための消防設備の点検を行うことのできる資格です。国家資格である消防設備士が工事・整備・点検ができることに対して消防設備点検資格者は点検のみが行える資格になります。
この資格は受講だけで取得することが可能ですが受講要件があります。5年以上の実務経験があるか指定の資格の有資格者である必要があります。
特定の資格は消防設備士・電気工事士・管工事施工管理技士・特定建築物調査員・建築設備等検査員・一級または二級建築士・技術士の一部・電気主任技術者・海技士(機関)・水道布設工事監督者・建築基準適合判定資格者検定です。
消防設備点検資格者とは?消防設備士制覇を目指す方は注目!
消防設備士と似ていますが消防設備点検資格者は点検に特化した資格です。受講条件は厳しいですが満たせられれば受講だけで取得できますよ
エネルギー管理士
必置義務のある資格です
第一種エネルギー管理指定工場に指定されている5業種は1人から4人のエネルギー管理者を選任するしなければなりません。そしてエネルギー管理者はエネルギー管理士から選任されます。
この資格は試験に合格して取得する方法もありますが認定研修+3年以上の実務経験で取得する方法もあります。
講習だけで取れる可能性があるとは言え、少しハードルは高いですね。
エネルギー管理士はビルメンで有利な省エネ資格!難易度など
エネルギー管理士は省エネ法による、電験3種・ビル管理士と並ぶビルメン就職に有利な資格です。難易度、合格率、将来性、試験内容まとめ
特定建築物調査員
建築基準法で定められた調査を行います
不特定多数の人が出入りする病院や百貨店などの建築物は定期的に調査をしなければならないと義務付けられており、この調査を行えるのが特定建築物調査員と一級・二級建築士になります。
この資格は講習だけで取得できる資格ですが受講資格が結構厳しく2年~11年以上の実務経験が必要になります。
特定建築物調査員とはどんな資格?受講要件を確認しておこう
特定建築物調査員は旧・特殊建築物等調査資格者に相当し、特殊建築物の定期調査・定期報告を行う資格です。受講することで取得できます。
建築設備検査員
換気設備等の検査を行う資格です
大きな建物の換気設備や給水設備などは定期的に検査を行う必要がありこれを行うことができるのが建築設備検査員と一級・二級建築士になります。
受講だけで取得できる資格ですが一級・二級建築士もしくは建築設備士以外の方は建築設備に関する実務経験が2年~11年以上必要になります。
建築設備検査員は建築設備の定期検査と報告を行う資格です
学校や病院、百貨店や共同住宅の換気設備や給水設備等の建築設備は建築設備検査員による定期検査と行政への報告をする必要があります。
昇降機等検査員
エレベーターやジェットコースター等の検査を行います
エレベーター、エスカレーター、ジェットコースターなどは定期的に検査を行わなければならないと定められており、これを行うことができるのが昇降機等検査員と一級・二級建築士になります。
講習だけでで取得できる資格になりますが先に2つと同様、条件は結構厳しめであり、昇降機や遊技施設に関する2年~11年以上の実務経験が必要になります。
昇降機等検査員とはどんな資格か解説!受講で取得できます
昇降機等検査員はエレベーターやジェットコースターなどの定期検査と報告を行うことのできる資格です。定期検査は法律で定められています
防火設備検査員
防火扉等の検査は法律で定められています
防火扉や防火シャッターで特に重要なものは定期的に検査を行わなければならないと定められており、これを行うことができるのが防火設備検査員と一級・二級建築士になります。
こちらも同じく講習だけで取得できる資格ですが基本的に2年~11年以上の防火設備などに関する実務経験が必要になります。
防火設備検査員は防火シャッター等の定期点検・報告をします
防火シャッター等の防火設備は定期的に検査・点検・報告することが建築基準法による義務となっており、防火設備検査員がそれを行います。
第一級陸上特殊無線技士・航空無線通信士
無線従事者の養成課程で取得できますが条件があります
第一級陸上特殊無線技士と航空無線通信士は無線従事者23資格のうちの一部であり「養成課程」と言う講習を受講することで国家試験を受験せずに取得することが可能な資格なのです。しかしこの2つの資格には受講資格があります。
第一級陸上特殊無線技士に関しては、電気通信に関する課程を修めて学校を卒業した方や総合無線通信士(2級・3級)・海上無線通信士(1級・2級・4級)・航空無線通信士の有資格者、講習を受ける5年以内に通算3年以上の所定の業務経歴がある者、第一級陸上無線技士の選抜試験合格者であることが条件になります。
航空無線通信士については高卒以上または中等教育学校卒業と同等以上の学力がある者であることが条件です。
陸上特殊無線技士は講習で取得も可!一陸特はTV局の設備も
第一級陸上特殊無線技士はTV局や鉄道会社、第二級・第三級陸上特殊無線技士は警察やタクシーの無線など身近な無線を扱う職場で活躍します
航空無線通信士はパイロットや航空管制官に必須の資格です!
航空無線通信士は飛行機と管制塔とが行う無線通信の際に必要になる資格なのでパイロットや航空通信士、管制官に必須の資格と言えます。
総合無線通信士(1級・2級)・陸上無線技術士・海上無線通信士
難関資格取得も目指せる認定講習課程もあります
無線従事者23資格のうちトップクラスとなる難関資格たちですが条件次第では講習だけで取得することも可能になります。
無線従事者の中でも総合無線通信士(1級~3級)、陸上無線技術士(2級)、海上特殊無線技士(1・2級)を持っている場合は、所定の年数の業務経歴があれば「認定講習課程」と言うものを修了することで一級・二級総合無線通信士、陸上無線技術士、海上無線通信士の免許を取得することが可能になります。
業務経歴は3年~7年と長いですが、試験の難易度が高く簡単に取得できない難関資格の取得も目指せます。
- 一級総合無線通信士→一級陸上無線技術士
- 二級総合無線通信士→一級総合無線通信士、一級海上無線通信士、二級陸上無線技術士
- 三級総合無線通信士→二級総合無線通信士、二級海上無線通信士
- 二級陸上無線技術士→一級陸上無線技術士
- 一級海上特殊無線技士→三級海上無線通信士、四級海上無線通信士
- 二級海上特殊無線技士→四級海上無線通信士
総合無線通信士は無線従事者の中でも最高峰の資格になります
総合無線通信士は数ある無線の資格の中でも通信士として最高峰であり国際的評価の高い資格でもあります。無線免許を目指す方は要確認。
陸上無線技術士はTV局等で必須!第一級は最高峰の資格ですよ
第一級陸上無線技術士・第二級陸上無線技術士はTV局や国土交通省航空局などで活躍することもできる無線従事者の中でも最高峰の資格です。
浄化槽設備士
管工事施工管理技士が対象です
し尿・雑排水の公共水域への放流は浄化槽による処理を経た後でなければならないのですがこの浄化槽の設置工事には浄化槽設備士による実地の監督が必要です。
浄化槽設備士は国家資格であり、そして浄化槽工事業者は事務所ごとに浄化設備士を配置しなければならないため必置資格になります。
試験に合格するか講習を受講するかで取得することのできる資格ですが管工事施工管理技士であれば講習を受けて取得することが可能です。
浄化槽設備士とは 講習で取得することも可能な必置資格です
浄化槽工事業者は事務所ごとに浄化設備士有資格者を設置する義務があります。また工事は浄化槽設備士による実地の監督が必要になります。
運行管理者
基本は試験合格で取得する資格ですが場合によっては講習も可
運送会社・タクシー会社・バス会社などでは運転者の乗務割の作成や運転者の配置、休憩・睡眠施設の管理、健康状態の把握、点呼などの業務を行う運行管理者を一定数設置しなければならないと法律で定められている必置資格です。
基本的に試験を受験して取得するものですが無試験で取得する方法もあり、その例を1つあげると運行管理に関する実務経験5年以上+その間に運行管理に関する講習を5回以上受講した者を満たすことで取得する方法があります。
運行管理者は物流業界での出世に必須の資格!合格率や難易度
物流業界でキャリアアップを狙うには運行管理者の資格は避けて通れません。必要とする業界が人手不足なので中高年の就職・転職にも有利!
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)
講習で取得することもできますが簡単ではない上に受講料が高額です
床面積が3000㎡以上ある特定建築物の所有者等は、維持管理が環境衛生上適性に行われるよう監督させるために、建築物環境衛生管理技術者免状を持つ者の中から建築物環境衛生管理技術者を選任しなければならないと定められている資格です。
ビルメンテナンス業界ではかなり有名な資格で、この資格+電験3種+エネルギー管理士はビルメン三種の神器とも呼ばれています。
こちらは講習を受講するか試験に合格するかで取得することができる資格なのですが条件は厳しく、講習の受講資格は「指定の理系の課程を修めて卒業+実務経験」「医師などの難関資格持ち」「ボイラー技士などの資格+実務経験」などの条件があります。
また受講料は10万8800円(平成30年4月10日現在)とかなり高額です。
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)はビルメンの重要資格
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士・ビル管理技術者)は特にビルメンテナンス業界で大活躍できる三大重要資格の1つ!50代以上も注目!
食品衛生管理者
講習費用がかなり高いです
全粉乳、食肉製品などを製造する業種では、食品衛生管理者を設置しなければならないと食品衛生法で定められています。
先に紹介した「食品衛生責任者」と混同されがちですが全く別の資格です。
医師・歯科医師・薬剤師・獣医師は無条件で食品衛生管理者になることができますが実務経験3年+講習で取得できます。ただし講習は約1か月、費用は30万円近くとかなり大変です。
食品衛生管理者の資格を徹底解説!食品衛生責任者との違いは
食品衛生管理者とはどんな資格か、どうやって取得できるか、就職や転職に役立つか?など徹底解説!食品衛生責任者とは別物の資格ですよ。
管理美容師・管理理容師
美容師・理容師が取得できる特殊な資格です
常時2人以上の美容師がいる美容院は管理美容師を、常時2人以上の理容師がいる理容院は管理理容師を配置しなければならないと定められている必置資格で、主に独立を考える美容師・理容師に必要な資格です。
講習だけで取得できる資格ですが、美容師・理容師として3年以上の実務経験があることが受講要件になります。
管理美容師・管理理容師とはどんな資格か解説!講習だけでOK
管理美容師は美容師が、管理理容師は理容師が主に独立を考えるときに必要な必置資格。3年以上の実務経験があれば講習だけで取得可です。
食鳥処理衛生管理者
食鳥処理場にて必置義務があります
食鳥処理事業をはじめるには食鳥処理を行うため基準に適合した専用の食鳥処理施設を用意することと、食鳥衛生管理者の資格を持った従事者を設置する必要があります。
講習のみで取得する津ことができる資格で3年以上の実務経験があれば受講資格を満たせます。
食鳥処理衛生管理者とはどんな資格か解説!必置資格です
食鳥処理衛生管理者は食鳥処理場に一定数設置しなければならないと定められている必置義務のある国家資格です。講習だけで取得できます。
まとめ
いかがでしたか?
以上が講習だけで取得できる資格のまとめになります。
簡単な資格から難しい資格まで多岐にわたりましたが、意外にも使える資格が多かったりするのも大きな特徴と言えます。
他にも受講するだけで取得できる資格に限らず、学校を卒業するだけで自動的に資格が取れたり、1つの資格を取ることで複数の資格が取得できてしまう無試験で取れる資格は多いですので、よければ以下の記事を参考にしてみてください。
無試験で取れる資格をまとめてみた!講習や学校卒業だけなど
勉強嫌いや時間のない方におすすめ!試験を受けずに取得できる資格のまとめです。難関資格や非常に使える資格も多いので要チェックです!
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