TOEICとは「トーイック」と読み、英語によるコミュニケーション能力を評価するために開発された試験で、かつては英検が主流だったように、現在の日本ではTOEICが英語力の証明の主流となっている民間資格です。
TOEICの特徴
自分の英語力がどの程度なのか、TOEICのスコアを履歴書に書くことでアピールできます。
TOEICとは
日本人が発案し、それをTOEFL(トーフル)の問題を作成しているアメリカのテスト開発機関最大手であるETCに依頼し、世界共通語としての英語コミュニケーション能力を評価するために開発されたものです。
英語力はもはや現在ではビジネスパーソンに必須のスキルになっており、日本の会社でも外資と合併したために会議がすべて英語になってしまったという会社もあるほどです。新卒就職はもちろん、転職する場合でも英語力が問われる時代になっています。
TOEICテストの特徴のひとつとしてあげられることは英検のように合格・不合格と言う概念がなく、990点満点で何点取ることができたかというスコアで評価する仕組みになっています。
必ずスコアで評価されるため、受験料に無駄がありません。
「通用する」のは730点以上
合格・不合格という概念がないため、何点取れているかと言うことで英語力が判断されます。
10点~215点
英語でのコミュニケーションができるまで至っていない
220点~465点
ゆっくり話してもらったり、言い換えてもらえれば理解はできるが通常会話で最低限のコミュニケーションができるまでに至っていない
470点~725点
日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる
730点~860点
どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている
860点~990点
Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる
企業が新卒者に求めるスコアは650点以上と言われているため、このラインから履歴書に書くことはできるでしょうが、できれば730点以上を目指して頑張りたいところ。
TOEIC730点以上は「話題が特定分野にわたっても対応できる力を持っている。業務上にも大きな支障はない。」とされているため、ビジネス実務に使えると評価されるには730点以上が欲しいところです。
ちなみに外国船の船長などを港などに安全に導く水先人(水先案内人)と言う高収入が狙える仕事は、TOEIC500点程度の英語力があることを目安にしているようです。
他資格への影響
以下のいずれかに該当すれば全国通訳案内士試験の「英語」の科目が免除される特典があります(社内・学内で実施されている団体特別受験制度であるIPテストは対象外です)。
- 公開テスト840点以上
- スピーキングテスト150点以上
- ライティングテスト160点以上
全国通訳案内士は民間資格であるTOEICと違って国家資格になり、日本において語学系資格の最高峰に位置する資格になります。
かつては通訳案内士以外が外国人に通訳ガイドを行うと罰金が課せられると言う業務独占資格だったのですが、現在は名称独占資格になっています。
全国通訳案内士(元・通訳案内士)の試験の内容や今後の将来性
法改正により通訳案内士は全国通訳案内士になりました。業務独占が廃止され名称独占になり定期研修が義務付けられました。将来性はいかに