言語聴覚士(ST)になるには?ニーズの高いリハビリ系資格です
資格の鎧

言語聴覚士(ST)になるには?ニーズの高いリハビリ系資格です

耳

言語・聴覚機能に障がいを持った人を支えます

言語聴覚士とは、音声機能・言語機能・聴覚機能に何らかの障がいを持った人の聴覚機能の維持向上を図るため言語訓練や検査、助言、指導、その他の援助を行うことのできる業務独占国家資格です。

言語聴覚士の特徴

英語名はSpeech therapistで略称はSTになります。

言語聴覚士の仕事内容

聴覚検査

医療・福祉・保健の現場で活躍します

高齢・交通事故によるもの、または先天性の聴覚障害、脳性麻痺、脳卒中や脳腫瘍などの脳疾患、手術の後遺症などにより、失語症や難聴、発声障がい、言語発達遅滞、吃音(どもり症)と言った音声機能や言語機能、聴覚機能に障がいを持つ人は日本では人口の5%いらっしゃると言われています。

言語聴覚士は彼らの聴覚機能の維持向上を図るために言語訓練やその他の訓練、必要な検査や助言、援助などを行うことによって彼らを支えることが仕事になります。

こうした患者のニーズを満たすための言語聴覚士はまだまだ人数が少ないと言われています。

就職先や平均年収

車いすの患者と看護師

比較的新しい国家資格がゆえに見えずらい面も。

言語聴覚士の就職先で最も多いのが総合病院や大学病院などの大きな病院になります。言語療法はすぐに成果の出るものではないので主に大病院で求められる傾向にあるようです。

他にはリハビリテーションセンターや老人ホーム、福祉施設、学校などに就職されている方もいらっしゃいます。

平均年収は300万円~450万円となっており、他のリハビリ系資格の理学療法士作業療法士よりは水準が低いようです。

また言語聴覚士は日本では1999年に国家資格になった比較的新しい資格ですのでまだまだ有資格者人数も少ないため、求人も他のリハビリ系資格よりも少なめになっています。

他資格への影響

パソコンを見ている女性

ケアマネ試験に影響があります

言語聴覚士としての実務経験が5年以上あれば介護支援専門員(ケアマネージャー)試験の受験資格を満たします。

言語聴覚士になるには

試験に合格すればOKです。受験資格として養成施設で勉強する必要があります。

受験資格について

大学

他の医療系資格同様、学校に行く必要があります

言語聴覚士国家試験を受験するには必ず専門の大学・短大・専修学校などを卒業する必要があります。

高校卒業後、3~4年制の言語聴覚士に関する大学・短大・専修学校で必要な知識と技能を身につけて卒業することで受験資格を満たすと言うルートが最も一般的です。

一般の4年制大学卒業者の場合は言語聴覚士に関する大学・大学院の専攻科、専修学校(2年制)卒業することで受験資格を満たすことが可能です。

合格率は65%前後

難しいルービックキューブ

他の医療系資格に比べると難関です

言語聴覚士国家試験の合格率は65%を平均ラインに変動しています。

同じリハビリ系資格である理学療法士や作業療法士をはじめ、医師看護師など医療系の国家試験の合格率は90%以上と非常に高いものが多いのですが、言語聴覚士はそれらに比べると難関であると言えます

まとめ

コーヒーを飲む男女

いかがでしたか?

以上が言語聴覚士に関する大まかなまとめになります。

アメリカではST(SLT)は50年以上も前から存在する職業ですが日本では1999年に国家資格になったばかりのまだまだ新しい資格です。

理学療法士など同じリハビリ系資格と比べて年収は劣ってしまいますが理学療法士は現在飽和状態気味だと言うこともあり、近い将来、言語聴覚士が逆転する日も来るかもしれません。