
景気に左右されにくい職業に就ける資格等を紹介します
今回ご紹介するのは不況に強い資格ランキングです。
基本的に社会を支えるタイプの仕事は景気に左右されにくく、またその仕事をする際に資格が必要になるものはかなり不況に強い資格と言えます。
それ以外にも急な就職活動や転職活動の際に役立つ可能性のあるリスクヘッジとしての資格もいくつか紹介していきます。
それでは早速見ていきましょう!
ド安定!不況に強い資格一覧
社会を支えるタイプの仕事で景気や時代に左右されにくいド安定の職業に就ける資格から紹介します。
電気主任技術者(電験3種)

難易度は高いが不況に強いエリート資格
事業用電気工作物の工事、維持、運用に関する保安の監督を行う国家資格です。
電気の保安と聞いてもあまりパッとしないかもしれませんが、YoutubeなどでCMがたびたび話題になっている「かんさい♪でんきほーあん協会♪」とか聞いたことありませんか?
彼らの仕事はまさに電気主任技術者が必要となる仕事で、電気設備の安全を守るために点検や検査をしているのです。
こうした電気に関する保安のために電気事業者や事業用電気工作物設置者は必ず電気主任技術者を選任しなければならないと電気事業法で定められているため、電気主任技術者は基本的に就職にかなり強く、65歳を過ぎても職に困らないとすら言われるエリート資格です。
また「電気の保安」と言う仕事は法律で定められた義務であり、社会を支えるタイプの仕事なので景気に左右されるものでもないですので電気主任技術者は不況に強いランキングとしても常に上位です。
ただ試験はかなり難しく、電気業界の司法試験とも呼ばれることがあります。
電気主任技術者(電験)は電験3種<電験2種<電験1種の順に上位資格となり、難易度もあがっていきますがどれも受験資格はなく誰でも受験できます。
また電験3種を取得して実務経験を積んで上位資格を取得することもできます。

電気主任技術者(電験3種) 合格率は低いが凄く役立つ資格です
電気主任技術者は電験と略され1種,2種,3種とあります。電験3種は難関試験ですが実務だけで上位資格が取れる珍しい資格かつ就職に激強です建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)

不況に強いビルメンテナンス業界でのエリート資格です
建築物環境衛生管理技術者と言う資格は通称ビル管理士と呼ばれている資格です。
床面積が3000㎡以上あるビルやホテル、商業施設、大学、博物館などの大きな建物の所有者はこのビル管理士者を選任しなければならないと法律で定められています。
そのためビル管理士はいわゆる必置資格であり、必置資格は基本的に就職には強い資格になります。
ただそれだけでなくビル管理士の仕事は先ほど紹介した電験3種と同様に社会を支えるタイプの仕事であるビルメンテナンス業界で活躍できる資格です。
ビルメンテナンス業界は不況に強く、比較的高齢で受け入れられやすいですし、結構資格がモノを言う業界でもあります。
この手の資格は常に不況に強い資格ランキングでも上位です。
またこのビル管理士と先ほど紹介した電験3種、さらにエネルギー管理士と言う資格の3つはビルメン三種の神器と呼ばれるほど強い資格です。
この3つの資格が取れれば相当不況に強い人間になれるでしょう。

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)はビルメンの重要資格
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士・ビル管理技術者)は特にビルメンテナンス業界で大活躍できる三大重要資格の1つ!50代以上も注目!看護師・准看護師

就職率最強!不況にももちろん強い
看護師はその気になれば就職率ほぼ100%と言われる最強の資格として挙げられることが多いです。
医療は人がいる限りなくならない、社会を支えるタイプの仕事ですので必然的に不況に強い資格ランキングとしても上位になります。
平均年収は看護師で470万円、准看護師で400万円と言われており、男女差も少ないため女性が手に職をつけるための代表的な資格とも言えます。
ただし資格は誰でもすぐに取れるものではなく、看護師(准看護師)として仕事をするためにはどんなに早くても2年は学校に通って勉強する必要があります。

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就職に強く比較的簡単な資格であることが魅力的!
ドラッグストアなどで販売されている医薬品は第1類医薬品・第2類医薬品・第3類医薬品と3種類にわけられています。
第1類医薬品は薬剤師しか販売することができませんが、第2類・第3類医薬品はこの登録販売者も販売することができます。
痛み止めで言うとロキソニンは第1類医薬品、バファリンは第2類医薬品になります。
第2類・第3類は薬の大部分を占めるため、かなり多くの薬を登録販売者が販売することができ、また薬を販売するところでは薬剤師か登録販売者を営業時間中常駐させなければならないと言う常駐義務がありますので、就職にかなり強いです。
薬も生活を支える上でなくてはならないものですから不況にも強い資格と言えます。
この登録販売者のいいところはこれまで紹介した資格の中ではダントツに難易度が低い、いわゆる比較的簡単な資格だと言うことです。
試験に受験資格はなく、合格率は約40%と高いので独学での取得も可能です。

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不況に強く高収入かつ独立向きの最強資格です
不動産鑑定士はあまり個人レベルで接触のない職業ですのでよく知られていない傾向にありますが、この資格は三大国家資格と呼ばれる国家資格のひとつです
三大国家資格とは司法試験・公認会計士・不動産鑑定士の3つなんですが、不動産鑑定士はその中でも最も食べていける資格と言われています。
不動産観点士の仕事は不動産の価格を評価することなんですが公的な鑑定依頼も多くあることから最も独立に向いている資格と言われています。必死に顧客開拓する必要が司法書士や行政書士に比べて少ないからです。
資格取得後は一匹オオカミ状態で活躍している方も多いと言われています。
また景気に左右されにくい仕事なので不況に強い資格ランキングとしても上位であり、また他の三大国家資格には劣りますが平均年収も600万円~700万円と高めで儲かる資格ランキングとしても上位です。
その代わり三大国家資格と呼ばれるだけあって難易度はものすごく高く、試験の最終合格率は2%~3%と超難関になっています。

不動産鑑定士は最も食べて行ける資格1位!?試験の合格率他
三大国家資格の1つと言われる不動産鑑定士試験は合格率が低く難易度もかなり高いですが独立系資格の中で最も安定した「食える」資格ですリスクヘッジとしての資格
景気に左右されない仕事ではありませんが強めの必置義務があるために緊急で有資格者が必要になることもある資格を紹介します。
不況に強いとまでは言い切れませんがリスクヘッジとしての資格として役立つ可能性があります。
宅地建物取引士

強力な必置義務があることが特徴です
不動産営業所などでは5人の1人の割合で宅地建物取引士を置く必要があります。
これは宅建業法で定められている必置義務であり、さらにもし宅地建物取引士が急に退職したりするなどして人数が欠けた場合、2週間以内に補填する必要があります。
そのため宅地建物取引士の数に余裕を持たせている不動産営業所なども存在します。
基本的に宅地建物取引士はこのような強力な必置義務があることから就職や転職に強い資格の代表として挙げられるのですが、不動産業界自体が景気に左右される業界なので不況に強いかどうかの観点でみると先に挙げた資格よりは劣るでしょう。
ただし資格としてはとても強いものですし、不動産に全く関わらない企業は存在しませんので、この資格を取ると言うことは不況であるかどうかに関係なくおすすめできます。
独学でも狙える資格ですのでぜひ以下の記事もチェックしてみてください。

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再就職に強い資格として知られています
従業員が常時50人以上いる事業場では衛生管理者を選任しなければなりません。
これはどんな会社でもどんな事業でも同じだと言うことが最大の特徴でもあります。
衛生管理者として選任できる条件は医師、歯科医師、労働衛生コンサルタントなどの有資格者も可能ですが、基本的には衛生管理者免許を持っている方から選ばれます。
今回紹介するのはこの衛生管理者免許です。
この資格は既にいる社員に会社命令として衛生管理者免許を取らせると言う流れが一般的ですので、この資格がものすごく就職に役立つかと言えばそうでもありません。
ただ急成長している会社ではすぐに必要な人材であったりすることもあります。
また地方では結構不足していると言う話も聞きますのでいざというときに役立つ可能性があるのです。
さらに先ほども言ったようにこの資格はどんな会社であっても必要な資格であり、衛生管理者を選任しなければならない人数は大企業ほど多くなりますので、就職活動の際に衛生管理者免許を持っていることが参考にされるケースも大いに考えられます。

衛生管理者免許は難易度低め+転職・再就職にも有利な資格!
衛生管理者免許は役に立たないと言う方もいますが今すぐ役立たなくても不況に強い資格と言われていますのでいざという時役立つ可能性大!防火管理者

講習だけで取得できます
多くの人が出入りしたり勤務したり、また居住している建物で火災が起きれば大変なことになります。
そのため一定規模以上の建物は防火管理者がそうならないように防火上必要な業務を行わなければならないと消防法で定められています。
多くの企業で必要になる資格ですし、資格自体も業務独占+必置資格と非常に強い部類に入るのですが、なんとこの資格講習だけで取れる資格です。
しかも乙種防火管理講習であれば一日で取れる資格です(甲種は2日)。
重要な資格ですがいわば誰でも取れる資格なので就職にものすごく強いかと言えば決してそうではありません。
ただ多くの職場で必要な資格ですので先に紹介した衛生管理者とのダブルライセンスであれば参考にされる可能性もあがりますので取って無駄な資格と言うことは決してないでしょう。

防火管理者は幅広い業種で必要となる講習だけで取れる資格!
防火管理者は多数の人が出入りする場所で選任しなければならないので活躍の場がかなり幅広い資格+講習だけで取得できるアツイ資格ですよまとめ

いかがでしたか?
以上が不況に強い資格ランキングになります。
ゴリゴリ経済活動してお金を稼ぐと言うスタイルも素晴らしいですが、そう言った人たちが活躍できるのも社会を支えるタイプの仕事をしてくれる人たちがしっかりと仕事をしてくれているからなんだなとまとめてみて痛感しました。
とてもかっこいいと思います。
難しい資格も多いですがその分安定しているものが多いですし、取得する価値は大いにあると言えるでしょう。
少しでも参考になれば幸いです。