ふぐ免許とは、ふぐを調理したり内臓など毒を含んでいる部分を取り除いて保管したりする上で必要になる公的資格です。
ふぐ免許は国家資格ではなく各都道府県で試験が行われている公的資格であり、免許の名称もふぐ調理師、ふぐ取扱者、ふぐ包丁師、ふぐ処理師など都道府県によって異なることがあります。
この記事ではこれらを「ふぐ免許」として名称を統一し、取得方法や難易度、取得するメリットなどを紹介していきます。
ふぐ免許の特徴
ふぐを扱う飲食店では給与面でも優遇されることもあり、ふぐ調理のスペシャリストとして活躍が期待できます。
和食業界では役立つ可能性の高い資格
高級魚のイメージが強いふぐですが、猛毒であるテトロドトキシンを持っているため、ふぐを食べると言う文化は世界でもめずらしく、海外の方はふぐを食べる日本人に非常に驚くこともあるようです。
日本でもふぐを食べたことで死亡する事例はあるにはありますが非常に少ないです。それはふぐを調理するにあたってふぐ免許が必要なことが大きいと言えるでしょう。実際にふぐによる事故のほとんどが素人が調理した事例だと言います。
和食業界ではふぐを調理することも多いため、ふぐ免許を持っていることでいろいろ有利になることもあると考えられます。
資格手当が出ることもあり、調理師免許を持っていると月5000円、ふぐ免許を持っていると月2万円の手当が出ると言う求人もありました。
さらに独立も十分に可能な資格とも言えます。
実は都道府県によって名称も試験もバラバラなふぐ免許
ふぐ免許を持っていなければ調理してはいけないと定められているためふぐ免許は業務独占資格の性質を持ちますが先ほども紹介しましたように各都道府県のふぐ条例に基づいて試験が行われている公的資格であり、名称も試験もバラバラです。
都道府県によって免許が異なるため取得した都道府県内でしか通用しない資格になり、となりの県で働く場合はその県での試験を受けなければならないと非常に厄介なことになっています。ただ連携している都道府県間の移住であれば比較的苦労せずその都道府県での免許が取れることもありますし、他府県でのふぐ免許があると最初ほど苦労せずにとれる例もあります。
ふぐ免許を取得するための試験についても筆記試験+実技試験がある都道府県もあれば、講習を受講するだけのところもあり、また受験資格についても都道府県によって異なることがあります。
他資格への影響
ふぐ調理師免許を持っていれば食品衛生責任者になることができます。
飲食店開業時などに必要になる講習だけで取得できる資格ですが、ふぐ調理師免許があれば講習を受けずに食品衛生責任者になることができるのです。

食品衛生責任者は飲食店開業時に必要!講習だけで取れますよ
食品衛生責任者は1日だけの講習で取得できる資格で飲食店や特定の食品製造業にて衛生上の危害防止のため必ず有資格者が必要になります。ふぐ免許を取得するには
都道府県によって異なりますが試験に合格すればOKです。受験資格も同様に都道府県によって異なりますが基本的にはあるものと考えて差し支えありません。
受験資格について
基本的にはまず調理師免許を持っている必要があります。

調理師になるには?資格のメリット・デメリットなど徹底解説
調理師になる方法は2通りあります。取る意味がないとまで言われることもある資格ですが実はさまざまなメリットも存在し、価値はありますその上でふぐ免許を持っている者の下でふぐの取り扱いに2年以上従事してようやく受験資格を満たすことができます。
都道府県によって異なることがありますのでご自身の都道府県がどのようになっているのかあらかじめ調べておいた方が良いでしょう。
試験の内容
こちらも先ほど紹介しましたように試験の内容も都道府県によって異なることがあり、筆記試験+実技試験を行うところもあれば、講習だけのところもあります。
筆記試験や講習の内容としてはふぐに関する知識、食品衛生に関すること、関連する法令などになります。
実技試験もしくは実習がある場合は実際にふぐをさばきます。
まとめ
以上がふぐ免許に関する大まかなまとめになります。
調理師免許を持っていることで幅が広がる資格のひとつですが、和食業界で生きていこうと考えていらっしゃる方にとっては重宝する資格になりそうです。
少しでも参考になれば幸いです。