Ryet
2018-09-28T15:57:00+09:00
施工管理技士一覧!建築・土木で今おすすめのアツイ資格です
2018-09-28T06:57:50Z
近年平均年収も上昇傾向かつ高需要な資格です
施工管理技士とは、工事の際に選任しなければならない主任技術者または管理技術者になることとのできる名称独占の国家資格です。
かつてはそれほどでもなかったものの近年需要が高まり、稼げる資格に台頭しつつあるアツイ資格です!
そんな施工管理技士について詳しく知りたい方はもちろん、なぜ今施工管理技士がアツイのかと言った理由まで、この記事でがっつり紹介させていただきます!
転職に強い!年収1000万円も見える
かなり需要が高いです
工事を実施するときその施工計画、施工図の作成、工事の工程管理、品質管理、安全管理などを担当する「主任技術者」または「監理技術者」を選任し、工事現場に配置しなければならないと建築業法で定められています。
このとき選任できる資格は技術士や建築士、電気主任技術者などたくさんありますが最も代表的な資格が施工管理技士だと言えるでしょう。
そんな施工管理技士、かつてはそこまで稼げる資格ポジションではなかったのですが、近年は需要が高くなっており年収1000万円以上稼げる可能性も見えてくる資格になっています。
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まず2011年に東日本大震災があったことや2016年の熊本地震、直近ですと2018年の西日本における豪雨や北海道地震と災害が集中しており、復興の際に建設業者の力が必要になります。また2020年には東京オリンピックがあるため同様に建設業者の力が必要になり需要が高いです。
オリンピックが終われば需要がなくなるのでは?という疑問も沸くかと思われます。
しかしマンション管理士やマンション維持修繕技術者の記事でも紹介しましたが、現在老朽化したマンションが増え続けているにも関わらず大規模修繕はあまり進んでいないと言う問題がこのころには更に厳しい問題になってくると想定できます。
このため建築・建設業界の高需要は当面続くことが考えられます。
施工管理技士になるには実務経験を積んだものでなければ受験することができませんので建設工事に従事されている方やこれから挑戦しようとする方はぜひこの資格に注目していただきたいところです。
施工管理技士の種類と建設業の種類
施工管理技士資格は6資格あります
まず施工管理技士の資格は大きく分けて6種類あります。
- 建設機械施工技士(1級・2級)
- 土木施工管理技士(1級・2級)
- 建築施工管理技士(1級・2級)
- 電気工事施工管理技士(1級・2級)
- 管工事施工管理技士(1級・2級)
- 造園施工管理技士(1級・2級)
資格の種類によって主任技術者や監理技術者になれる建設業の種類が異なってきます。
次の項目からこれらをひとつひとつ解説していきます。
建設機械施工技士
最も古い施工管理技士資格です
施工管理技士国家資格の中で最も歴史が長い資格がこの建設機械施工技士で、ブルドーザーや油圧ショベルなどの建設機械を使用する工事の責任者になり得る国家資格です。
「土木一式工事」「とび・土工工事」「舗装工事」において1級建設機械施工技士であれば監理技術者・主任技術者になることができ、2級建設機械施工技士であれば主任技術者になることができます。
受験するまでに学歴等によって1年~15年の実務経験を積む必要がありますが試験の難易度はそれほど高くなく、難易度としては中より少し下とも言われています。
また1級建設機械施工技士を持っていれば社会保険労務士の受験資格を満たすことができると言う少し変わった特典もあります。
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施工管理技士国家資格のひとつである1級・2級建設機械施工技士の仕事内容やできること、試験の難易度や受験資格に必要な実務経験年数など
土木施工管理技士
被災地の復旧工事では必須の資格です
土木工事やトンネル、ダム、橋梁(きょうりょう)などの工事において施工管理を行う資格になります。
ここのところ地震や豪雨による災害が多発していますが、被災地での復旧工事には現場1か所につき最低1人の土木施工管理技士が必要になるため、自然災害の多い日本において必要不可欠な資格です。
1級土木施工管理技士は「土木一式工事」「とび・土工工事」「石工事」「鋼構造物工事」「舗装工事」「しゅんせつ工事」「塗装工事」「水道施設工事」「解体工事」にて監理技術者・主任技術者になることができます。
2級土木施工管理技士は「土木」「鋼構造物塗装」「薬液注入」の3つの種別にわかれていますが「土木」であれば1級と同じ範囲で主任技術者になることができます。
「鋼構造物塗装」は「塗装工事」「水道施設工事」「解体工事」、「薬液注入」は「とび・土工工事」において主任技術者になることができます。
他の施工管理技士と同様に受験するまでに1年~15年の実務経験が必要になりますが試験の難易度は中程度と比較的挑戦しやすいものになっています。
また土木施工管理技士であれば1級でも2級でも社会保険労務士試験の受験資格を満たすことができますし、1級土木施工管理技士限定ではありますが労働安全コンサルタント試験の受験資格を満たすこともできます。
2級・1級土木施工管理技士を徹底解説!難易度・年収・将来性
1級施工管理技士・2級施工管理技士の仕事内容や将来性,年収,一部免除など徹底解説!社労士や労働安全コンサルタントにも影響する資格です
建築施工管理技士
かなり幅広い業種にて監理技術者・主任技術者になり得ます
建築工事において施工管理を行う資格になります。
1級建築施工管理技士であれば「建築一式工事」「大工工事」「左官工事」「とび・土工工事」「石工事」「屋根工事」「タイル・れんが・ブロック工事」「鋼構造物工事」「鉄筋工事」「板金工事」「ガラス工事」「塗装工事」「防水工事」「内装仕上工事」「熱絶縁工事」「建具工事」「解体工事」にて監理技術者・主任技術者になることができます。
2級建築施工管理技士は「建築」「躯体」「仕上げ」の3つの種別にわかれており、それぞれ主任技術者になり得る工事の種類が異なります。
「建築」は「建築一式工事」「解体工事」の2種類にて主任技術者になることができます。
「躯体」は「大工工事」「とび・土工工事」「タイル・れんが・ブロック工事」「鋼構造物工事」「鉄筋工事」「解体工事」の6種類にて主任技術者になることが可能です。
「仕上げ」は「大工工事」「左官工事」「石工事」「屋根工事」「タイル・れんが・ブロック工事」「板金工事」「ガラス工事」「塗装工事」「防水工事」「内装仕上工事」「熱絶縁工事」「建具工事」にて主任技術者になり得ます。
また1級建築施工管理技士であれば労働安全コンサルタント試験の受験資格を満たすことが可能になります。
1級・2級建築施工管理技士の受験資格,合格率,難易度を解説!
建築施工管理技士は建築系の資格の1つであり建築業界でとても役立ちます。1級と2級があり1級が上位資格です。高収入も見えてきますよ!
電気工事施工管理技士
建築設備士の受験資格を満たすこともできます
電気工事において施工管理を行う資格になります。
ここまで紹介した施工管理技士資格と違い、監理技術者および主任技術者になることができる建設業の種類は「電気工事」のみになります。
1級は監理技術者・主任技術者のどちらもなり得ることができ、2級は主任技術者になり得る資格になっています。
電気工事業界においてはかなり強く、信頼度が大幅にアップする評価の高い資格で平均年収は500万円~800万円と言われていますが1000万円以上の方もいらっしゃるようです。
また1級であっても2級であっても電気工事施工管理技士であれば社会保険労務士試験の受験資格を満たすことが可能で、ほかにも1級電気工事施工管理技士としての実務経験が2年以上あれば建築設備士試験の受験資格を満たすことができます。
電気工事施工管理技士は電気工事士等におすすめの電気系資格
施工管理系資格の1つで特に電気工事士は受験資格も比較的容易に満たせて100万円単位の年収UPに期待できる熱い資格!転職にも強いです
管工事施工管理技士
複数の他資格へ影響のある資格です
管工事において施工管理を行う資格になります。
先ほど紹介した電気工事施工管理技士と同じようにこの管工事施工管理技士も管工事の専門となり、監理技術者・主任技術者になり得ることができる建設業の種類は「管工事」のみになります。
1級管工事施工管理技士は監理技術者・主任技術者の両方なり得ることができ、2級は管工事施工管理技士は主任技術者になり得ることのできる資格です。
この資格を持っていることで影響する他資格は施工管理技士資格の中でも最も多く、当ブログで紹介している資格だけでも6種類もの資格に影響を及ぼします。
まず1級・2級ともに管工事施工管理技士であれば社会保険労務士試験、甲種消防設備士試験の受験資格を満たし、さらに消防設備点検資格者を取得するための講習の受講資格を満たすことができます。
また1級・2級ともに浄化槽設備士の資格を試験を受けずに講習のみで取得することができ、給水装置工事主任技術者試験の一部科目免除されます。
さらに1級管工事施工管理技士として2年以上の実務経験があれば建築設備士試験の受験資格を満たすことができます。
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1級・2級管工事施工管理技士に関する仕事内容や年収、受験資格や試験内容、他資格への影響などの全容の総まとめです!一生モノの資格です
造園施工管理技士
庭師の資格ですね
造園工事において施工管理を行う資格で「造園工事」においてのみ監理技術者・主任技術者になる得る資格です。
1級造園工事施工管理技士は監理技術者・主任技術者の両方になり得ることができ、2級造園施工管理技士は主任技術者になり得る資格になります。
一時期難易度が高くなっていたこともありますが現在は1級であれば学科は50%前後・実地は30%前後、2級は学科50%前後・実地は40%前後あたりで落ち着いてきています。
とは言え近年では施工管理技士試験で最も難易度が高い資格がこの造園施工管理技士だと言えるでしょう。
他資格への影響の一例として、造園施工管理技士であれば1級でも2級でも社会保険労務士試験の受験資格を満たすことができます。
2級・1級造園施工管理技士を徹底解説!難易度や仕事内容など
庭師・園芸の国家資格である1級造園施工管理技士・2級造園施工管理技士の仕事内容から難易度、試験の合格率まで徹底的にまとめてみました